2015年3月20日金曜日

たまは旅に出ました



去年からもうダメだと思う日が続いて、獣医さんに何回もお世話になった、たまさぶろう。
毛並みはボソボソになり、食欲も落ちて、私は彼の好みのフードを探してアチコチの通販やペットフード店を巡り歩いた。
今年に入ってから元気が戻って、大きな声で鳴くし目の輝きもしっかりしてきて、この分なら当分安心していられる。
もしかしたら後2、3年は大丈夫。

先日私がスキーに行く前には玉三郎は元気で、いつもなら私が不在の間心配なので、獣医さんで点滴をしてもらう。
今回はその心配は全くなさそうだったので、なにもしないで出かけた。

帰宅したときにはすごく喜んでくれて、エサにも口をつけていたけれど、翌日からは全く食べなくなってしまった。
頻繁にトイレに通う。
元々5,6年前に検査をした時に、腎機能の4分の3はだめになっていると言われ、すごくショックを受けた。
それでも時々具合が悪くなると獣医さんで治療してもらえば、又元気になっていた。

三日程前、足腰がふらついてトイレの縁が乗り越えられなくなって、外で用を足すようになった。
それでトイレの周りにシートを敷いて、好きなように出来るようにしたけれど、昨日はそこまで行く気力もなくなった。

一昨日、横浜市の荏田付近に大きなスーパーを見つけた。
そこには大量の缶詰やドライフード、それにジェル状のもの、あるいは寝たきりのワンちゃん用のオムツまで売っていた。
これからはここに来れば必要な物が手に入るとひと安心。
ひとまずはペースト状になったフードを買う。
筒状の包装で、先を少し切るとそこから中身が出て来る。
これなら抱っこして与えられる。

でもそれすらほんの少ししか食べない。
食べるというより、口に入ってしまった分だけ嫌々なめるという具合。
水すら飲まなくなってしまった。
こんなに早く悪化するとは思わなかったので、獣医さんに行くかどうか、決心がつかない。
前の猫たちもそうだったけれど、治療しすぎて可哀相なことをした経験が何回もある。
口から物を食べなくなったら、そこで治療はやめよう思っていた。
それでも飼い主としては、食べなくなっても一縷の望みを捨てきれない。
どこで治療をやめるのかの決心は、中々つくものではない。

今日仕事から帰ったら微かに呼吸をしていたので、明日までは大丈夫と思っていたのに、22時、気がついたら息をしていなかった。
私が帰るのを待っていてくれたのかもしれない。

昨日昼頃名前を呼んだら、この3日程声も出なかったのに、大きな声で1度だけ鳴いた。
あれは私に最後の挨拶をしてくれたのだと、さっき思い出した。

たまは良い子だ。













2 件のコメント:

  1. 動画拝見いたしました。尻尾の動きが優美で存在感があって、こんな相棒がいなくなってしまうとは本当に残念ですね。心よりご冥福をお祈りします。

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  2. ありがとうございます。
    タマは19才で天寿を全うしました。
    覚悟はしていたものの、ショックが大きくて寝込んでしまいました。

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