2015年3月8日日曜日

大食系女子

超多忙な若い女性Mさん。
早朝4時台に携帯にメールが入っていたから、途中で目が醒めてメールをしたのかと思ったら、なんと仕事がその時間まで終らなかったそうなのだ。
そしてやっと時間が取れるのでレッスンを受けたいと、言ってきた。
彼女はバリバリのキャリアウーマンだから、そんなに忙しい仕事で練習もままならないのに、レッスンを始めて15分くらい経過すると、見る見る良くなっていく。
恐ろしい吸収力。
そして食べるほうも恐ろしい吸収、消化力があるらしい。

そんなわけでレッスンの後、ちょうどお腹も空いたから一緒にご飯食べようと澁谷の街に出た。
私がよく行く「まいど」というお店。
宮益坂上の交差点近くの路地の一角。
地下に降りていくと、大きなカウンターにコロッケやジャガイモ、燻製などの料理が大皿に盛りつけてあって、どれを食べても美味しい。
特に、タマネギを丸ごとゴロッと煮た物はお薦め。

私は仕事仲間の年下の男性達に敬遠されるほどの大食漢(女)で、
私と飲みに行くと、あまりに沢山食べるので、食費が嵩むというわけ。
それで彼女Mさんが私はすごく大食なんですというから、ひとつどのくらい食べるのか見てみようじゃないのという気もあって、
くだんのお店に連れて行った。
店に入るなり、カウンターの料理に驚喜するMさん。
これは食べさせ甲斐がありそうな。

まずはビール。突き出しは野菜サラダ。
野菜の上に揚げた春巻きの皮?の細切りが乗っていて、香ばしくて食感も良く美味しい。

ポテトのアンチョビソース。
クリームコロッケ。
長芋とタコの天ぷら。
タマネギ。
牡蠣のベーコン巻き。
燻製盛り合わせ。
たらこ入り焼きうどん。etc.

次から次と平らげる。
一緒にご飯を食べるなら、気持ち良く沢山食べるひとがいい。
以前旅行の同じツアー客の中に、何を食べても文句を言う人が居た。
味にケチを付けながら嫌そうに食べるなら、食べなきゃ良いのにと思う。
周りも不愉快になる。

若い彼女から見ると、こんなに沢山平然と平らげるおばさんは見た事がないらしい。
ビックリされた。
健康のためと言って、粗食、小食を旨とする人がいるけれど、私はほとんど我慢しない。
時々ステーキをぺろりと平らげる。
さすがに近年分量はかなり減ったものの、粗食で数年長生きするのと、食べたいだけ食べて満足して惚けるのとどちらがいいかと言えば、決っているでしょう。
健康に留意していないワケではないけれど、健康のために我慢して食べるのと、楽しく美味しく食べるのと、どちらが良いかと訊かれれば、そりゃ楽しい方が良いに決っている。

それでも家に居るときは、少食。
昼食はご飯茶碗半分のごはんと、スープのみ。
夕飯にはご飯は食べない。
そのかわり、大勢でワイワイ食べる時には一切気をつかわず、沢山楽しく頂く。
皆で飲んで居るときにまで、自分の食べ方を固持する人がいるけれど、そう言うときには黙っているのが礼儀。
人にわざわざ「これは体に良くないから僕は食べない」とかなんとか言わないこと。

前に書いたツアーの同行者。
中国のウイグル自治区に行ったのだが、あちらでは羊は主食。
毎回不味い臭いと言う。
そして最後に北京でホテルのごく普通の中華料理を見た時「これが本当の中華料理よね」と言う。
私は前からテーブルにセットされていたらしく乾ききった肉を見た時に、あらまあと思ったのだが、味よりも見た目が日本で普通に食べている物なので安心したらしい。
このツアーの中で、その時の食事が一番不味かったのだが、結局そういう人は旅行は無理なんじゃないかと思った。

私とMさんは上機嫌でお店を後にした。
食った食った!





















2 件のコメント:

  1. 男女をとわず、一緒に食事に行って好きじゃないやつって、「何にしようか?」って聞くと「何でもいい」と答えるくせに、「じゃあ、xxにしようか」って言うと「xxはちょっと・・・」とかいうやつ。きみ、さっき「なんでもいい」って言わなかった? とか突っ込みたくなる。 
    何でもモリモリたべるって、いいお友達ですねえ。(^^)

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  2. そうそう、よくいる、そんな人。
    しかも不味そうに食べるでしょう。
    せっかくなら美味しそうに食べるか、ぜんぜん食べないかにしてほしい。
    っていうか、来るな!と言いたくなりますね。

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