2016年1月18日月曜日

ミッケの行く末

もう10年くらいにはなると思うけれど、ノラ猫ミッケがうちにご飯を食べに来るようになって、毎日欠かさず通ってくる。
どこに住んでいるのかはわからない。
きれいな毛並みとちゃっかりした性格で、生き延びてきたようだ。

元々飼い主はいたのに、なにが気に喰わないのか家出をして、気儘に過ごしている。
元飼い主は諦めきれずに、うちの駐車場の周りをうろうろしていたけれど、やっと諦めたようで、最近姿を見せない。
考えればもう相当な年齢になると思う。
時々、ああ、老いたなと感じる瞬間もあって、今後どうするのか最近しきりと気になる。

飼い主を捨ててきただけあって気性は激しく、毎日これだけ餌をやっているのに、未だに私を見るとシャーッと言って威嚇する。
時々お情けで頭を撫でさせて頂けることもあるけれど、普段は中々近づいてくれない。

今朝は目が醒めてカーテンを開けたら、一面真っ白。
初雪だった。
うちの猫を抱いて窓の外を見せたら、目をまん丸くしていた。
すごくトロい猫だから、何を考えたか分からないけれど、「にゃにゃ、にゃんなのだ、これは」位の反応だったと思う。
このとろい猫のお相手にと一時期、ミッケを家に入れてやりたいと思うこともあったけれど、どうしても捕獲出来そうもないし、家に入ってもうちの子がやられてしまいそうで、いまのところそっとしてある。

物置に段ボールと猫ベッドにあんかを入れてあって、ミッケはそこで寝て居る。
それでもボス猫シロリンがベッドを占拠していることがあって、その間冷たいコンクリートの上で、じっとご飯がくるのを待っている。
それが不憫でならない。

こんな雪の日に、ミッケはどうやってうちの駐車場まできたのかしら。
ずっとアンカで暖かくしていたかしら。
もう相当な年のおばあさん。
寒さはこれからも続く。
今年の冬を乗り切ってくれれば、ノラ猫天国となるけれど、なんとか生き延びてほしい。
毎日猫なで声で「ねえ、うちに来ない?うちの子にならない?」とささやいているのだが反応は「シャーッ!
















2 件のコメント:

  1. うちは寒くなると、朝ワンコのベッドに湯たんぽを入れてきます。ニャンコはもっと寒さが嫌なんでしょうね。
    nekotama様はネコに対してどこか達観していて、ブログ、面白いです。
    nekotama様が呼びかけて、ネコが「シャー」って言っているところ、想像してしまいました。
    '(=`+ `=)'

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  2. シャーッと言うのは毒蛇のマネだそうですね。
    猫は尻尾が時々蛇のようで気持ちが悪いんです。猫好きの私がこう思うのだから、嫌いな人は本当に嫌なのでしょうね。時々ジッと人を観察するし。あらぬ空間を見つめて鳴いたり、ほんと猫っていやだわあ、なあ~んちゃって。

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