2016年1月21日木曜日

電気イス

暖房の不調と猫の冷たい仕打ちを嘆いていたら、電気敷毛布なるものを薦められた。
安価(行火ではない)で、洗える電気毛布。
Amazonにたのんだら、あっという間に届いた。

早速試してみた。
スイッチを入れると即温まり、1番低温だとほんの僅かのぬくもりが感じられる程度の温度設定。
今までこの手の電気毛布をどうして使わなかったかというと、母が使っていて乾燥すると嘆いていたからで、一晩使ったらバリバリの乾燥肌になっていないかと、疑っていたから。
これ以上シワが増えては困る。

エステでインド式エステなるものを受けたとき、身体中を厚いマットでくるまれ、蒸気をビュウビュウ出されて、終ったらビニールシートを敷いたマットの上にビックリするほど汗が溜っていた。
あんな風になってしまったらどうしよう。
人一倍汗っかきの暑がりやなので、眠ってしまってそんな状態になったら、おねしょをしたみたいにならないかと心配していた。
それで今まで敬遠していたけれど、まあ、一度だけ使ってみよう。

いつもは眠ってから2時間おきくらいに目が醒めるのに、今朝までぐっすり眠ってしまった。
しかも夢を沢山見た。
以前とても好きだった人の夢。
夕べ眠る前にyou tubeで映画を見ていた。
イヴ・サンローランの映画だった。
細身で眼鏡をかけた神経の細やかそうな印象が、昔の片思いの君に似ているようで、久し振りに思い出したせいかもしれない。
多情多感の乙女心が蘇ったらしい。

しかし、眠りすぎたせいか、暖かさに身体がたるんでしまったか、どうも全身だるい。
贅沢なもので、文明の器具があわない原始人。
時々切れるようにタイマーを使うことにして、Amazonに注文しておいた。

電気**と言えば、父は晩年足が弱って電動車いすで外出していた。
あるとき、車を運転していて妙に前の車が遅いと思っていたら、私の父が車いすで車道の真ん中を悠々と走って居るではないか。
クラクションも鳴らさずゆっくり走ってくれた車に、感謝。

父は居住区域のご先祖様からの先住民だったから、なにごとも許されると思っていたようだ。
そして悠然と角を曲がっていった。
その父の電動イスのことを兄弟が「おじいちゃんの電気イスが・・・」と言いかけて、皆に聞きとがめられた。
「あなたねえ、電気イスって!」





















2 件のコメント:

  1. うちも人間は電気敷布を使っています。 ただし、敷布を横向きにして、頭と足は敷布から外れるようにしています。
    少しでも熱いと思ったら、足を掛け布団の外に出してます。 
    最近は朝目を覚ますと、ワンコがベッドにあがって足元で丸くなって寝ていて、蹴っ飛ばしそうになりますけどね。(^^;)

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  2. いいなあ、ワンちゃんがベッドに来てくれるなんて。
    うちの猫、ずっと4番手で構ってもらえなかったので、1番手になった今も構われるのがいやみたいです。やはり猫あんかが1番。幸せなため息が出ますもの。

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