2016年9月12日月曜日

成果は上々

ルフォスタ」弦楽アンサンブルの夏の合宿。
12時に越後湯沢集合というので、11時35分着の列車で到着。
数人の合宿参加者はお昼ご飯は駅近くでおそばを食べることになった。
今回も石内スキー場のゲレンデの真っただ中にある立派なリゾートマンションをお借りすることになった。
そこのマンションの居住者のNさんのご厚意で、ゲストルームとホールを借りられた。
もう合宿も4回目。
初めは本当にただ遊ぶための合宿と称するイベントだったけれど、回を重ねるごとにどんどん真剣な練習になってきたので、気が抜けない。

駅の前にシルバーに光るポルシェ!!
Nさんの愛車に乗せてもらう。
歩ける距離なのにポルシェなら乗りたい。
真っ赤なシートにすっぽり座ると、ちびな私は前も見えない。

おそばのボリュームときたら超ド級。
天ぷらがまたすごい。
腰の強い太麺で、食べた~という感じが半端でない。
すっかり満腹でこれでは昼寝がしたくなる。

巨大なマンションに到着。
ほかから集まったメンバーも待機していた。
プールあり温泉あり、スキーのためのロッカールームも完備。
なにもかもバブル期の仕様だから、贅沢そのもの。
VIPルームは広大なリビング、キッチン、2階にゆったりとしたバストイレ付きの寝室が沢山あって、それぞれ好きな部屋を使わせてもらえる。
今回家族連れのメンバーが3組いて、子供が5人。
大きな部屋で走り回ったりかくれんぼをしたり、はしゃぎまくっていた。
それでもあまりうるさく感じないほどの広さ。

午後からの練習は、別棟にある舞台付きのホールを使わせてもらえる。
響きの良い大きなホールで、本格的なコンサートもできそうなのに使う人はあまりいそうもない。
本当に贅沢でこんな良い環境で練習できる私たちは、幸運としか言いようがない。
ホールのロビーの大きなガラス窓からは、石内スキー場のゲレンデと近くに迫る山々が緑濃く見える。
数年前、スキーシーズンにも泊めていただいて、みなで滑ったことがあった。
Nさんは間もなくデモンストレーターに迫るスキーの名手。
スキーのためにこのマンションを手に入れて、冬はシーズン中ずっとここにこもっている。
おかげでこの弦楽アンサンブルは、冬にはチェリストが一人少なくなってしまう。

練習の初めはしょぼ~い音で始まった。
曲はチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」第一楽章。
初めてこの弦楽アンサンブルの指導を始めたころは、人間でいえばよちよち歩きの赤ん坊。
みな、練習の仕方も慣習もしらない人たちで、練習するのに鉛筆も持ってこない。
楽譜を一人で独占する。
足を組んで弾く・・・
一つ一つ根気よく教え込んでいくけれど、全くよそのグループの経験もない人たちで、いつまでも身に付かない。
そのたびに腹を立てたり、お説教をしたり。
遊び半分で私語を交わす、注意しているのに聞いていない等々。
目に余ることも多かった。
途中で弾くのをやめて注意しようとしても無視して弾き続けるなどの態度の悪さ。

ほかの楽器の音を全く聞いていないなど、腹の立つことばかり。
それでもだんだんうまくなるにつれて、どんどん態度も改まってきて、注意をするとぴたりと弾くのをやめる。
これは私の「上手い合奏団はとめるとすぐに弾くのをやめるけど、下手な合奏団は弾き続けて注意をきかない」といったのが彼らのプライドをいたく刺激したための効果だと思っている。
メンバー各自の技術も合奏の技術も上がって、どこまで上手くなれるか楽しみになってきた。

今回は2日にわたっての真剣な練習の結果・・・
最後に録った録音を聴くと、よくぞここまで来たものだと感激した。
この合奏団は入れ替わりも少しはあったけれど、ほとんどの人が辞めずにほぼ同じメンバーで成り立っていること、これが大変良い結果につながった。

今月22日(休)渋谷の伝承ホールでの音楽教室「ルフォスタ」の発表会では好演が期待される。
お時間のある方は覗いてみてください。
詳しくは音楽教室「ルフォスタ」ホームページで。

http://lefosta.jimdo.com/









































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