2016年12月25日日曜日

自転車は好きだけど

私は手の力が信じられないほどない。
瓶の蓋やペットボトルすら開けられないことがある。

タイヤに空気が入っていないので、このところ自転車に乗ることができなかった。
空気を入れればいいじゃないと思うかもしれないけれど、タイヤの空気入れ口に空気入れの先端の洗濯ばさみみたいなものをはめ込んで固定する、それだけのことが力がなくてできない。
普通の人にとっては信じられないことらしく、知人が呆れながら空気入れ口を別のバルブに取り換えてくれた。
それは空気が戻ってこないようになっているバルブだそうで、ついでに空気もいれてもらって、ほんとに世話が焼けると嘆かれた。
働いている人の姿を私はごろごろと喉を鳴らして見ているだけだから、腹が立つらしい。
猫の手以下。

前日の風と雨が嘘のように晴れてたある日、やっと空気が入った自転車で買い物に出かけた。

スーパーの駐輪場に停まっている自転車の前かごと後ろの荷台に一人ずつ、二人の子供が座っていた。
親の姿は見えない。
なんてことを!
自転車は危なっかしく立っている。
万一何かの力が加わったら、あっけなく倒れてしまう。
二人の子供はおとなしく座っているけれど、ちょっとしたことで興奮して暴れたら事故になる。
頭を打ったら致命傷になりかねない。

この後は何回も書いたけれど…

以前車の列を横切って飛び出した母親の映像を見たことがある。
子供を前のチャイルドシートに乗せて車の間から顔を出したその時、左後ろから来た車にはねられ自転車は横転、子供は投げ出され轢かれて死んで、親がパニックを起こしていた。
これはとんでもない事故で、車にはなんの罪もない。
数車線もある大きな道路で横断禁止。
しかも道路わきはフェンスがあって、侵入できないようになっている。
たぶん信号機のあるところから、侵入したものと思える。
まさか横断してくる自転車がいようとは、後ろから来るドライバーは想像もしなかったと思う。
そこを渡るのも悪いし、子供を前に乗せるのも悪い。
しかも安全を確認しないで飛び出した母親は、彼女の軽率な行為で一人の子供と、ドライバーの将来まで奪った。
もちろん母親自身も罪の意識でボロボロになると思う。

お母さんたちは本当に怖いもの知らず。
一旦停止の道路を左右も見ずに横断する。
間一髪の場面を何度も見ている。
轢いてしまえば全部ドライバーが悪いことになるけれど、理不尽なことだと思う。
私も飛び出されて急ブレーキを踏んだ時「子供さんを殺す気?」とどなってしまったことがあった。
買い物が床に散乱し、卵が割れた。

自転車も免許制にするか、講習を受けないと自転車が買えないようにしないと。
自転車は左側通行だというのも知らない人がいて、前からくる自転車をよけるために左によると、相手も右に寄ってきて鉢合わせ。
左に寄ってくださいと大声で叫ぶこともある。
外国人の自転車が正面から来たので「Left!」と叫んだら「OK!」と言って、颯爽と左によけたことがある。
お母さんたちは「左側を走ってください」というとにらんでいく。

子供がいれば時間が足りないくらい忙しいことはよくわかる。
でも、ほんの5分でも時間に余裕を見て家を出れば、一旦停止を止まったり、少し遠回りの信号機を渡れる。
子供のいないひとにはわからないと言われるかもしれないけれど、私たちは仕事のためには時間的な余裕を十分にとる。
たとえ前日遅くなって睡眠が足りなくても早起きもするし、時間に遅れないために少なくとも30分や1時間は余裕を見て行動する。
子供の命を守るなら、10分くらいの余裕はなんでもないと思うけれど、いかがでしょうか?

今朝自転車に乗ったらふいに、自転車の荷台にいた子供を思い出したので。

私は自転車で近所の坂道を下るのが好き。
風を切ってだんだんスピードが上がって、対向車や人がいなければノンブレーキで一気に落ちる。
こういうカミナリ族(古い!)も困ったことで。

お正月は毎年志賀高原でスキー。
そこでスピードを堪能することに。
しかし毎年運動神経は鈍くなるばかりで、一昨年は夕暮れの急斜面でスキーが雪だまりに刺さって、宿に帰れないかと思った。
あまり人が入らない斜面なので圧雪も不十分、こぶだらけだったので転んでしまった。
足が妙な角度に曲がっているので、無理に引き抜くと捻挫をする。
そんな時間に急斜面に入ってくる人は滅多にいなくて、たまに来た人に声ををかけても滑ることに精一杯で気がついてもらえない。
日は暮れる、腹も減る、野宿?と思った時にやっと板を引き抜いてもらえた。
いつまでも若いつもりでいると、こういう目にあう。

その時考えていたのは「ああ、夕飯に間に合わない」だった。
いやはやなんとも・・・


































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