2012年2月26日日曜日

コンサートのはしご

昨日の昼間は教会でバッハの「チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」全六曲のうちの2、4、6番を聴きに行った。私よりだいぶ若い男性の演奏者で、時々仕事でお目にかかったことのある人だけれど、はっきり言って???。経歴は芸大卒。芸大ってあの日本の最高峰の・・・だよね。あきらかに学歴だけで生きてきた感じがする。音はきれいだけどフレーズは「いみふ。」私コマーシャルに毒されている。ソフトバンクの「鳥取のはわいだで」見過ぎ。話は元にもどって、音程はぐさぐさ。ありゃー。私は大体誰のコンサートに行っても感心して帰ってくるのだけどなあ。終わってそそくさと帰りたいところだったけれど、もう一つ近くで私の教えている音楽教室「ルフォスタ」のジャズ部門の発表会が進行中で、私の生徒が一人初めてのジャズに挑戦するので聴きに行った。この音楽教室はクラシックとジャズのコースがあって、教室のメンバーになればどのコースをとってもいいので、一人で4コース位掛け持ちしている人もいる。教師同士の交換レッスンも可。教室は狭いけれど、その分生徒同士が知り合ったり交流の場がもてるということで、大手の教室にないアットホームさが受けて、成長してきた。レッスンが終わった生徒がロビーでお酒を飲んでいたり、営業の人が喫茶店代わりに骨休めに来たり、文字通りおじさんたちのオアシスとなっている。特にジャズ部門の講師は日本の第一線のジャズマンがそろっているので大盛況。発表会はその一流どころと一緒に演奏できるので、たとえ5分間でもみなさん本当にうれしそう。なかにはセミプロからプロクラスまで、わざわざ外部からも出演してくれるので、長時間にわたることになる。さっきの教会コンサートとはけた違いの盛り上がりで、熱気がこもってすっかり熱くなってしまった。ジャズ初挑戦のわが生徒はステキな演奏をきかせてくれた。ブラヴォー!終わってから間違えたとかなんとかブツブツ言っていたけれど、そもそもジャズはアドリブなんだからいいの。ジャズ部門の先生が彼のためにアドリブを楽譜に書いてくれたものだから、彼としてはそれを間違えないように弾きたかったのだろう。クラシックの生徒は生真面目だなあ。お口直しができたから気分よく帰ってきた。

0 件のコメント:

コメントを投稿