2012年2月18日土曜日

天皇の手術

今日天皇陛下が心臓のバイパス手術を受けられるという。ご高齢なのに大丈夫だろうかと思うが、場所が心臓だというだけで、ほかの手術に比べて特に重大ということはないと、今朝のテレビで外科医が解説していた。3月11日の東北大震災の犠牲者の追悼式に出たいと言う天皇の強い意志があるので、恢復も早いのではないかとその人は言う。そう、治ろうと言う強い意志が病気を治す。なるほど。私はもう半月以上風邪が治らない。しかも、治そうと言う意志も気力も目的もないから、毎日ダラダラと過ごしているけれど、今朝はもう春らしい明るい日差しが溢れていて、そろそろ治ろうかと思い始めた。3月の始めに予定されている月例「弾く会」を欠席すると昨日ピアニストにメールした。じつはそこで私たちのスキーグループ「雪雀連」のスキー教室が予定されている。最初は「弾く会」に出席予定だったけれど、あまりにも体がなまってしまっているので山からパワーをもらってこようと考えた。もう好きなだけグータラした。仕事をガンガンしていた頃は体がだるいの頭が痛いの、グズグズ言っている暇はなかった。そして仕事をしていれば風邪もいつの間にか治っていた。仕事が忙しい時にはこういうゆったりと暮らせることを夢見て心待ちにしていたけれど、そろそろ飽きてきた。天皇のように定年がなく公務を大事にする方はやはり常に緊張しておられる、そのことがむしろ健康に良いのではないかと思う。今、私も生涯で一番ゆったりした時を過ごしていたけれど、あと一年くらいボーっとしたら少し活動に転じなければと思っている。私にとっての啓蟄は来年3月ころかもしれない。虫や蛇と一緒に地上に出て行こう。穴から出たとたんパクリと食われないように気を付けないと。

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