2012年2月22日水曜日

ノラねこ社会はひっちゃかめっちゃか

もう大変。ノラと三毛のカップルはいまだに健在ながら、いつの間にかノラハウスはノラねこのメッカとなってしまった。ノラはなんだかとてもお人よし?お猫よし?で、ほかの猫が自分の縄張りに入り込んでも怒ったりしない。ノラ三毛コンビだけの時はお腹が空くとかわいそうだからと思って、しょっちゅう餌をやっていたけれど、こうなるとここに来ても餌は無いと思わせないといけないから、すっかり取り払ってしまった。朝、ノラが辛抱強く屋根の上で待っている時だけ上げることにした。なんといってもノラは私に一生懸命アピールしてここの場所を勝ち取ったのだから、その努力に報いてあげなければいけない。ほかの猫はなんとなく来てみたら餌があったという僥倖に頼っているのだから、努力したらあげるつもり。といっても皆みすぼらしくかわいそうなので、見かければつい餌をあげてしまう。この甘さが私の最大の欠点。これで人生ずっと甘いまま過ごしてきた。他に甘いと言うことはもちろん、一番甘やかすのは自分。「ちょっと疲れた。甘い物でもつまみたい。でもダイエット中。でも食べたい。いいさ、明日から出直せば。」そしてダイエット計画は無残に潰える。親、兄弟に甘やかされ、自分でも甘える、その結果はもう少し努力すればもう少しましなヴァイオリン弾きになっていたかもしれないのに・・・と今頃思ってももう遅い。なんでも途中でいやになるとすぐにやめてしまう。進路変更はお手の物。そういえばヴァイオリンの先生たちも、どの先生からも甘やかされた。曲が気に入らないと練習しないのに叱られもせず、曲を変えてもらえる。こんなことって私だったら許さないけれど、よほど私に才能が無くて見限られていたとしか思えない。今思えばこうして人生甘っちょろく生きてきたのは、本当に大したものにならないという証拠だったか。厳しくされてもそれに応えられなかったのだろうと思うと、先生方は正しく私を見ておられたのだ。ふーむ、なら、他のノラにも優しくしよう。それが私の性格なら仕方ないさ。

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