ベートーヴェン「コリオラン序曲」
ビゼー「カルメン」より
ブラームス「交響曲第1番
指揮 は安東先生、メゾソプラノ独唱は安東先生の奥様
去年トレーナーの新谷先生から、今度ブラームスの1番だからお願いしますねと言われた時には、えっ、本当にやるの?と驚いたけれど、今日は学生たちの底力を見せつけられた思いがする。なぜかと言えば、関東学院のオーケストラは出来てからまだ日が浅い、ようやく8年目になったばかり。そして今回のコンサートミストレスはヴァイオリンを初めて2年目のおじょうさん。あのソロを弾くのは並大抵ではない。大勢の中で美しく豊かに歌い上げるのは、プロのコンマスでも相当なプレッシャーとなる。大丈夫なのだろうか。しかし1年間コツコツと積み上げた練習が花開いて、立派にやり遂げた学生たちに拍手を送りたい。何よりもここの学校に来て学生たちの礼儀正しさ、明るさと誠実さに感心する。校風なのかもしれないし、特にオーケストラに限ったことではないのかもしれない。穏やかで思いやりのある人たちは社会に出てもきっとうまく周りと協調していけると思う。それがオーケストラに生かされている。特に飛び抜けて上手いと言うわけでなくても全体がまとまることが重要だから。一年に一回、ここの学生たちに会うのが楽しみになっている。来年はチャイコフスキーの5番だそうで、もう私も心配はしない。きっと又熱演を聴かせてくれるに違いない。惜しいことにこちらがどんどん年を取って指が回らなくなることだけが心配の種です。
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