2012年11月17日土曜日

又々野良猫

駐車場に野良猫が棲みついた。今度はメスが二匹。一匹は去年居なくなってしまったノラの友猫の三毛。名前はミッケ、これは私の命名だけど。そして最近棲みついたのはちゃの、またはちゃあ。近所の電信柱に尋ね猫の張り紙がしてあって、その猫にそっくりなので飼い主に連絡したところ、違うねこだったので飼い主も私もがっかりしたと言ういきさつがある。おびえて車の下から出てこないので中々確認ができず、その人は3日間も通ってきてやっと猫違いだと言うことが判明した。いなくなってたった4ヶ月しか経っていないので、もし本猫なら飼い主を忘れはしないから寄ってこないのは違うとは思ったが、あきらめきれない飼い主はせっせと通ってきた。きれいなスーツ姿なのに、ストッキングが破けるのも気にせず、ひざをついて車の下を覗き込んでいた。一度だけはっきりと陽ざしの中で確認して、やっと諦めた。その時の呼び名が「ちゃの」だったから、そのまま名前をいただいた。初めからノラではなかったようで、引っ越しでおいて行かれたか、何かの拍子に帰り道がわからなくなったか事情は様々とは思うが、可愛がられていたものが急に世間に放り出されたらさぞ辛かろうと、同情してしまう。この冬の寒さが応えるのではないかと心配して、充電式の湯たんぽを購入した。ミッケとちゃの二匹分で二つ。ちゃのは初め、ミッケがそばに寄るのを嫌がっていたけれど、この朝晩の冷え込みでようやく二匹でいる方が暖かいと思ったらしく、最近は物置に入れてある猫用ベッドで仲良く寝ているようだ。朝ご飯を持って行って声をかけると二匹でのそりとでてくる。ミッケは根っからのノラらしい。絶対に人に馴れない。ちゃのはこの頃では私を見ると尻尾を立てるようになった。そろそろ手なずけてうちに入れれば心配が少なくてすむのに。悩みの種は尽きない。

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