2014年11月25日火曜日

東京マンドリンアンサンブル

東京マンドリンアンサンブル・クインテットのコンサート。
  
   マンドリン      田中早苗
              矢野ルリ
   マンドーラ      入戸野政代
   リュート モデルノ  逢見育美
   ギタロンとアレンジ  KANTA

 ケテルビー 中国寺院の庭にて
 洗星海   黄河頌 ~黄河協奏曲より第2楽章
 陳 鋼   Sunchine on Taxkorgan    その他

このコンサートは、その都度特定の国の曲をテーマにしているらしい。
それで今日は中国、シルクロード、トルコにまで及ぶ。
プログラムを全部書き込みたいところだが、漢字に読めないものがあって、変換できない。
それで、耳を掻いてごまかす。ニャ~。

中国といっても、あの国は本当に広い。
日本に近い方はまだ東洋人の顔をしているけれど、カシュガル、ウルムチ、トルファンあたりに行くと、金髪碧眼の美少女がいたりする。
ターバンを巻いた立派な顔の男達もいる。
イスラム教寺院があって、本当にエキゾチックなのだ。
とても同じ国民とは言いがたいのではないかと、思った。
思ったというと、見たことあるのかって?
そう、私は見ているのですよ。
今を去るウン十年前に、北京、天津、西安、ウルムチ、カシュガル、トルファンと旅をしたので、その頃の美しい中国が目に焼き付いている。

つい先頃、中でも古都の美しさに魅せられて忘れがたかった西安に行ったら、あまりの変貌ぶりにビックリ、ガックリ。
ネオン輝く大都市に変貌していた。
ガイドさんは自慢げに、西安は綺麗になったでしょう?と言うけれど、例えれば京都が新宿になったような。
新宿が悪いと言うわけではなくて、特徴が変貌したというたとえですが。

さて音楽会の話に戻ると、第一マンドリンの早苗さんと私は、よくNHKの仕事で一緒に旅をした。
彼女は超グルメで、行く先々にご馳走が待っている。
日本中どこの都市にも知っているお店があって、彼女に従いていけば必ず美味しい思いができる。
そのお陰で、どれほど楽しい旅になったことか。

マンドリンのトレモロは心を揺さぶられる。
今回使う楽器はヴァイオリン族でいえば、マンドリンはヴァイオリン、マンドーラはヴィオラ、リュート・モデルノはチェロ、ギタロンはチェロ又はコントラバスという比較でいいのかしら?
一斉にトレモロで楽器が鳴り始めると、弓で弾いているような滑らかで深い響きがする。
弓で弾かないから、キーキーした弦をこするヴァイオリン特有の音はせず、なにか泡に包まれているような独特の世界になるのが心地よい。
このアンサンブルの強みは、早苗さんのご主人高島氏と息子さんのKANTAが優れたアレンジャーであるので、どんな曲でもマンドリン用に編曲してしまう。
KANTA君は今日も八面六臂の活躍で、いつの間にか二胡まで弾きこなすようになっていた。
プログラム最後の曲はオペラ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」
荒川静香がオリンピックで金メダルを取ったときのあの曲を、情感たっぷりに歌い上げての好演。
解説や自己紹介なども交えて、たっぷり2時間楽しませてもらった。
面白かった。昼食後でしかも休憩にワインを飲んで、それでも寝なかったのは、私にしては例外中の例外。














2 件のコメント:

  1. 最近会社のPCからコメント書きにくくなって、うちで書いてます。
    nekotamaさんや演奏家っていいなあ、いろんなところにいけて。
    あ、石川静香さんじゃなくて、荒川静香さんですよ。(^ ^;)
    一瞬わたしも思い出せなくて、自分も健忘症かと思った。

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  2. てへっ!荒川さん失礼しました。
    nyarcilさんありがとうございます。

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