今日最寄り駅から電車に乗ると、ピカピカの新型車両だった。
デザインもスッキリしているし、私の利用する私鉄電車は綺麗で便利だけど・・・
なんだか乗り心地が悪い。
そう、サイズが合わない。
今や日本人も外国人と同じくらい背も高い人が多い。
若い女性などは縦も横も立派な人がいるので、まともにぶつかったらはね飛ばされる。
そういう人達に合せて一回り大きくなったようだ。
特に私は小柄で、上に3人もいる姉たちから「あなたはね、余り物で出来て居るから」と意地悪を言われた。
だから全てに寸足らず。
今日乗った電車は座れなかったから分からないが、多分イスも高くなっているのだろう。
つり革を掴もうと思ったら、手が真っ直ぐに伸びて、苦しい。
それで連結場所のドアにしがみついていた。
網棚なんか、遙か遠くに見える。
これ、誇張でなく、実際そんな風で。
以前の車両は網棚にもようやく物が乗せられた。
降ろすのもまあまあ出来た。
(大抵は周りの人に頼んで降ろしてもらっていたけれど)
しかし、今度のは放り上げて載せられても、絶対降ろせない。
たしかに日本人は大きくなったけれど、周りを見回してもこんなサイズに合うような人は少ない。
しかも、これから先の世代が、これ以上身長が伸びていくばかりとは限らない。年寄りは縮む一方。
殆ど頭打ちではないかと思うと、ちょっと電車やさん、誤算では?
電車だけではない。
先日新しいパンツの裾上げを近所の店に頼みに行った。
サイズを測っておじさんに頼んでいたら、傍からおばさんが余計な口を挟む。
「あら、そんなに上げちゃっていいの?」
うるさいっ!足の長さにあわせると、そんなに上げないと「松の廊下」になってしまうのよ。
経済的な理由もあるけれど、私は飛行機はビジネスクラスには乗らない。
以前一度だけ乗ってみたら、シートは大き過ぎて体が沈んでしまう、足は足置きに届かない、で散々だった。
ちっとも乗り心地は良くなかった。
馬に乗ればアブミに足が届かない。
先日泊めて頂いた清里の山荘の持ち主が、大変背の高い女性だった。
その人に合せて設計された台所のシンクが普通より高く、手伝おうと思ったら、つま先立ちで背伸びしないといけなくて、疲れた。
小さくて得する事も多いけれど、足の長さだけはあと10㎝欲しかったなあ。
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