2014年11月23日日曜日

水の泡

毎年間際になって大変な思いをするので、年賀状の用意をそろそろ始めないとと思い、印刷サイトにアクセス。
12月になるとあっという間に師走になってしまうし、11月中に印刷すると早割があるから、今のうち。
住所の入力を始めた。
これだけパソコンを利用しているのに、この入力が面倒で今まで先送りしていたけれど、1度入れてしまえば後が楽だからと、やっと決心をした。
いまどきの入力はとても楽で、郵便番号を入れれば住所は瞬時にでるから、後は番地だけ入れればいい。
時々住居表示が変わっていて直していなかったものなども、これのお陰で気が付いたり。
困るのは名前で、難しい漢字の時には変換も中々できず、読み方も分からない事がある。
それでも名前は全部なんとかなった。

やっと最後の1人の入力が終り、ああ、そう言えばあの人は喪中のハガキが来てたっけ。
削除しておこうと思って、戻るボタンを押した途端・・・
全部消えてしまった。

1人ずつ保存の確認ボタンを押していたから、当然保存されているものだと思っていた。
しばらく呆然と画面を見つめていたけれど、こんなバカな事はないと、しばらくあちらこちら探した。
やはりどこにも保存されていない。
目はすっかり乾いてドライアイになっていたから、涙も出ない。

長く生きてきたから、年賀状だけのお付き合いもあって、人数は半端ではない。
年賀状はやめてもいいのだが、そうすると絆の切れてしまう人も出て来るかと思うと、そうもいかない。
やはりもらえば嬉しいし、出さないと心配されそうだし。
ゆっくり確認して戻れば良かったものを、なんでも思いついたら事を急ぎすぎるこの性格を直さないかぎり、又同じような間違いをしでかすに違いない。

今夜も又初めから入力し直し。
ま、いいか。
諦めが滅法良いから、救われているようだ。

元旦に分厚い年賀状の束がゴトンと郵便受けに落ちるあの音も、メールが発達した今、消えてゆくのもそう遠くはないと思う。
あまり沢山来るのも時々煩わしいと思うこともあるけれど、それでも頂けるのは嬉しい。
年始めに嬉しい思いが最初に来るのは、良いことだ。
しかし、毎年亡くなるひとや疎遠になる人がいるにも拘わらず、年賀状の数は一向に減らない。
新しい出会いがあって、そこから広がってつながりが出来る。
新鮮な世界が、まだ自分を待っていてくれるらしい。

昨夜は珍しく寝付きがわるかった。
本当にがっくりきてしまったので。
やけ酒はお湯が7で焼酎3のお湯割り。
深夜、世の中が寝静まっているときの1人酒は、至福の時。
うふふ、なんでも捨てたもんじゃないさ。



















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