2015年12月12日土曜日

まだまだ練習

今日も又小田原公演のための練習。
他のメンバーはすでに、九州や千葉方面で同じプログラムのコンサートを終えているので、完全に出来上がっているけれど、小田原だけの志帆さんと私は戸惑うことも多い。
私は「エニグマ」はすっかり頭に入っているからさほど緊張派しないけれど、くせ者はドヴォルザーク「チェロ協奏曲」
オーケストラで何回も弾いているから大丈夫と思っていたけれど、いつもは指揮者がいるから呑気に指揮に合わせているだけ。
指揮者なしだと時々迷子になりそう。

練習をやり直したいときは楽譜に練習番号が振ってあるので、例えばAの一小節前からとか、Bの6小節後からとか言って、皆でその場所からもう一度弾く。
そうやって、部分的に手直ししていく。

ところが、何回やっても私だけ違う事があった。
けれど、私はどうやっても楽譜通りに弾いている。
こんなことはヴァイオリンだったら間違えないと思うけれど、この曲のヴィオラパートを弾くのは初めてなので、ふーん、ヴィオラは一小節遅れて出るのかと思った。
それでも音が合わないからおかしいと思ったけれど、結局練習番号の位置の間違い。
オーケストラで楽譜に忠実に弾くことを訓練されすぎて、臨機応変が効かなかった私も悪い。

とにかくチェロのソロの洪水みたいな音量にはビックリする。

今日練習がないタマーシュとジェニファがやってきて、タマーシュはイギリスでの次のコンサートのための練習をしたいのでどこか部屋はないかと言う。
私の兄の家が近く、彼の娘は自宅でピアノを教えているからレッスン室もある。
そこへ連れて行ってあげた。
たっぷり3時間ほど練習して、ご機嫌で帰って来た。

私の兄のたぬきさんは、お客様大好き、音楽大好きだから、殊の外喜んで大歓迎。
心配なのは、練習したいタマーシュにまとわりついて、邪魔をしないかということ。
家に入るなり「お寿司をとろうか、お茶はいかがか」とたたみかける。
タマーシュは困って苦笑している。
そのまま放り出してきたけれど、その後どうなったか。
帰って来たタマーシュに訊いたら、コーヒーを淹れてもらったとか。
まあ、その辺で済んでよかった。
レコード蒐集品も見せたらしく、変な自慢していないといいけれど。

練習後かれらと食事をして解散。

小田原の分の練習も終わり、彼らは3回のコンサートを消化すると帰国する。
この1週間、ロンドンアンサンブルとのお付き合いは濃くて忙しくて、いささか疲れた。




















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