2020年4月19日日曜日

ひたひたと

姉から電話。
近所のデパートからコロナウイルス感染者が出たという。
川崎駅付近の大型ショッピングセンターからも。
私は英語のレッスンを受けにミューザ川崎に行くことが多い。
ミューザとは道一つ隔てた建物だし、駐車場のサービスが共通だと思う。

近所のデパートにはつい2日ばかり前に行ったばかり。
それで明日、友人と会う約束をキャンセルした。
ほんの短時間の約束だったけれど、それでも出会った途端にウイルスが飛びつかないともかぎらない。
もちろん私が感染したということではないけれど、万一という事がある。
約束は2週間延期した。
それだけの時間が経てばどうなったかわかるというもの。

あとはひたすら家で猫とゴロニャン。
猫はやっと生気を取り戻した。
もうだめかと思った時の悲しさったらなかった。
人はだれでもパートナーが必要なのだ。
私の相棒はすごく毛深くてひげが生えているけれど、これで女性というのだからびっくりでしょう?アハハ
最近はジェンダーフリーの時代だから。

おとなしくて邪魔にならない。
相手が人間なら、うるさいし文句はいうしお腹を空かせば機嫌悪くなる。
猫なら可愛らしく鳴いて餌をおねだり。
そうされると一生懸命キャッツフードを選んでご機嫌取りながら食べていただく。
これが人間のオスだと、面倒くさくて文句でも言われようものなら、金槌で頭をたたきたくなる。
それほど猫は人から甘やかされる動物なのだ。
その猫の回復を待って北軽井沢の家に行くつもりだった。

軽井沢在住の人に電話すると、今他県ナンバーの車がいっぱい来てると言う。
コロナ疎開というのだそうだ。
軽井沢の人たちはみな嫌がっているらしい。
大型スーパーには東京ナンバーの車が沢山止まっているという。
すごい混み合ってるのよ、とも。

それを聞いて考えてしまった。
そう言われれば、それは嫌だろうなと。
ウイルスを持っているかも知れない人が沢山、ウイルスが付着しているかもしれない車で押し寄せてくる。
考えるだけで恐怖!

私はコロナ疎開を考えていたわけではなく、北軽井沢の森のひどい湿気から楽器を守るために除湿機をつけてもらおうと思っていたのだ。
電気やさんには一度見に来てもらっているから、あとは私が行って工事に立ち会えばいい。
それが1月2月3月とどんどん延びてしまって、その間にコロナもどんどん蔓延してしまった。
本当は寒い時期にも暮らしてみたいと思っている。
でも手始めに早春の森で木々の芽吹きを見たい。
今年こそと思っていた。
ところがスキーにうつつを抜かしている間に猫の具合が悪くなり、コロナで身動きできなくなってきた。
今この時期に移動するのは非国民かしら。

家にどっぷりと居て、毎日テレビを見るとコロナウイルスのことばかり。
非常事態ということは理解して自分は協力態勢がとれるけれど、どうしても外へ出なければならない人たちは毎日命の危険にさらされてさぞ辛いことだと思う。
特に医療関係者のご苦労は、戦場にいるのと同じ。
いつウイルスに狙い撃ちされるかもしれない。
配偶者や子供のいる人達は、自分ひとりの問題ではない。
こんな時期、ウロウロ商店街を散歩している人たちは自覚してほしい。
買い物は迅速に、単独行動で、マスクは必ず装着、立ち止まっておしゃべりしないで、用もないのに手ぶらで奥さんのあとに付いてくる男性諸君、せめて荷物くらい持ってあげてよ。
ほんっとに気が利かないんだから。
























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