2020年12月1日火曜日

公園から人が消えた

北軽井沢から無事に戻ってやれやれ。森の生活は春まで凍結。ホッとしたような寂しいような。猫も私もあちらにいると呼吸が楽になる。冬の厳しさをもう少し若いときから知っていれば、適応して生活できたかもしれない。あるいは世話をしてくれる人を探してみようか。一日数時間でも手伝いに来てくれる人がいればいい。地元で見つけることも考えているけれど、私はもともと一人でいるのが好きだから、相性が悪い人だと我慢できないかもしれない。

実を言えば最近の健康に自信がない。体に問題はないけれど、足が弱ってきている。万一家の中で一人でアクシデントにあったら、携帯が手の届くところにあればいいけれど、なければ助けを求めることもできない。自宅ではセコムが見張り番をしてくれるから安心して一人でいられる。あるいは、北軽井沢でもセコムを使うことも考えているけれど、たぶん救助がくるのに1時間位かかりそう。自宅では先日5分で駆けつけてくれた。これは私の留守の間のハプニングだったけれど。

ノンちゃんの息子さんが北軽井沢の家に来たとき、高山病のような症状を発症したことがあって、救急車が来るのに40分もかかったと聞いたことがある。それでは間に合わないこともあるでしょう。森の中で深夜、助けが来ても自宅の鍵も開けられない状態だったら困るなど心配のタネは尽きない。

そんな心配してもこの森に住みたいというのはやはり圧倒的に自然の美しさ。四季それぞれの雑木林の変化の魅力は、言葉では言えないほどのものがある。

「ぽつんと一軒家」というテレビ番組がある。高齢女性が深い山の中で一人暮らしをしていたりするのを見ると、なんと勇気があるのだろうと感心する。たいていそういう人には山の麓に家族がいて連絡は毎日とっているとは思う。私のように子供がいないと「兄弟は他人の始まり」で姪や甥にはそこまで頼れない。

それで友人にグチグチと相談したり。それはこのところ風邪気味で体調が良くなかったからでもあった。毎年この時期、私は風邪から気管支炎になって咳が止まらなくなる。去年は最初の風邪でそうなったときに手をうった。咳喘息でステロイドの吸入をして、4ヶ月ほどで治ったので今年も、もしそうなったらすぐに治療を始めようと思う。

まず体力と足の筋肉のために散歩は欠かさないようにと思って、近所の公園にでかけた。いつも家族や犬の散歩で大賑わいのこの公園が、今日は穏やかで温かい絶好の散歩日和なのに、人気がない!隣に中学校があって、毎日野球やサッカーの練習を見物人が出るほどなのに、それも一切なし。どうしたの?何がって、コロナ感染がひどいから?

それにしてもこんなに人気がない公園を見るのは初めてなのだ。柔らかい初冬の光が暖かく降り注ぐ今日のような日に、誰もいない。白昼夢を見ているような気がした。いつも同じベンチで集めた空き缶に囲まれて寝ているホームレスさんまでいない。広場まで行くとやっと3人ほど見つけた。子供の頃読んだSF小説にこんな情景があったような記憶が。慣れ親しんだ場所のはずがいつの間にか別の空間に来て同じ景色に遭遇とかなんとか・・・

そこまでコロナの脅威が及んできているのかと、心底がっかりした。あれほど気をつけていたこの1年間はなんだったのだろうか。アメリカはものすごいことになっているらしい。安心できるようになるまでどれほどの我慢が必要になるのかしら。オリンピック、本当にやるの?

今年最初にコロナ感染が報じられたときに、私はすぐにオリンピックはやめないといけないと思ったけれど、巨額の契約金がフイになる人達は何がなんでも実現しようと画策している。選手だって4年間頑張ってオリンピック参加のこれが最後のチャンスとなると、絶対に出たいと思う気持ちは本当によく分かる。けれど、これでオリンピックを実現すれば日本中が病人で溢れてしまう。お願いだからもう1年延期してほしい。それとも海外の選手は参加させないとすれば、日本人でメダルを独占できる、ウヒヒとなる。そんなうまい話はないかしら。

私のように外に出なくてすむなら感染する確率は低いけれど、毎日出勤しないといけない人たちの危険度と気苦労はどれほどのものかと思う。私でも感染ゼロとは言い切れない。たまたま入ったお店や、たった一駅乗った電車でも感染の危険はあるのだから。通行人に道を聞かれて教えたり、病院の待合室にだっていくらでも感染の機会があるのだから。

バカバカしいほど想像力のない政治家のおじさんたちが、コロナ感染拡大の一端を担っているかも。もうため息ばっかり!Go toが感染拡大に一役買っているのは明白ではないですか?もちろんマスコミもいけない。悪いのは業者ではない。困っている業界は救わなければかわいそうだけれど、なにも少し収まったからと言ってそれっとばかり遊びに行かせた馬鹿な大臣たち。しかも税金使って。もういや!

毎日餌をやっている野良猫がどうやら我が家に入りたいらしい。ところが先住猫のコチャががんとして彼女を拒否している。おとなしく優しい野良だから不都合はないとは思うけれど、やっと私を独り占めできたコチャにとっては大問題。ついにベランダにまで迫ってきた野良の運命やいかに。今後の展開に乞うご期待!














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