2010年4月14日水曜日

談志

昨日、談志の悪口を書いたら、今朝の新聞を見てびっくり。糖尿病で休んでいたそうで、昨日高座に復帰したという。去年、背中丸めてだらしなく座った姿をテレビで見て、傲慢ないやな感じだと思ったが、病気で具合が悪かったのですね。談志さんごめんなさい。ともあれ、病気が小康状態になってよかった。完治する病ではないから、気をつけて少しでも長く語ってほしい。    なんで、タイミングよく彼のことを思い出したのか。猫魔さんはやっぱり、魔女だったのです。   よくそんな事ありませんか。ある人のことを考えていると、電話がかかってきたりすること。以前、友人に電話したら、受話器の向こうで わっ と驚かれた。「今、あなたのことを考えていたのよ」と言われた。でも、私にもそういうことはよくあるので、あまり驚かない。テレパシーが実際あると思うのは、仲間と演奏しているとき。なんでも無いところで、同じように間違えたりする。今、同じ気持ちで弾いているとか、あ、集中してないなとか、手に取るように相手の気持ちが分かるときがある。一番感じるのは聴いているお客さんの気分。弾きながらあちらからのパワーをしっかり受けとめられる時は、うまくいっているとき。日本の聴衆はお行儀が良いから、なにを感じているか時々わからないこともあるが、アメリカの聴衆はとてもわかりやすかった。始めはザワザワしていても、曲が進むとグッと引き込まれるように、こちらに向かってくる。一体感があって快感でした。最近は演奏するほうも年をとって、長年聴きに来てくださるお客様も同時に年をとり、そうやって、長年お付き合いした方たちとは、阿吽の呼吸を共有できる。これが、生演奏の醍醐味。

4 件のコメント:

  1. 13日に書こうと思って今日になっちゃったんだけど
    久しぶりにしん朝を聞いてたら「股ん中に手え突っ込んで背中を掻く様なことを言わないで下さいよ」というのがあってうまいこと言うなあと一人で感心しちゃった。

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  2. ちょっと理解に苦しむ。隔靴掻痒というのとも違う?まあ、大体雰囲気はわかるけど。でも、読んだらなんだか背中がムズムズ。掻きたいのに掻けないような・・・・手が届かない?どの噺に入ってるのかな。

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  3. 「鰻の幇間」で太鼓持ちが言うせりふ。

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  4. 志ん朝の「うなぎ」がなかったので、親父さんの志ん生のを聞いてみたけれど、そのくだりは無かったわ。今度しん朝のをさがしてみます。何回聞いてもあわれな幇間に笑っちゃう。

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