2010年4月20日火曜日

東欧   チェコ、ハンガリー、


ずいぶん前にドイツに行った時、車で走っていると交通標識にプラハの文字が出て、行ってみたいね、と話したことがある。その頃はまだ、ベルリンの壁の崩壊の予想もされていない頃だったから、なかなか行く機会もこないと思っていた。ウィーンの空港などは、自動小銃を持った兵隊が、厳重に警戒していた。ヨーロッパは地続きなのを実感。  その後訪れた憧れのプラハは、美しい都市。古い建物がはんなりと落ち着いた雰囲気。其処ここに音楽を演奏する人がいて、人の気もゆったりとしている。ガラスや琥珀、人形劇に使う操り人形、チェコフィルの、洗練された繊細な弦の響きの秘密が隠されているような、そんな雰囲気。その街で一騒動起こした顛末は「ドボルザーク劇場で赤っ恥」に載せましたが。       ハンガリーでの目的は、ジプシーヴァイオリンと馬。どこへ行ってもヴァイオリン弾きが街角やレストランで、楽しそうに軽々と奏でている。中にはいかにも自己流がいるけれど、そんなことはこちらの勝手な見解で、あちらは音楽学校出が正しいなんておもってもいない。逆に、それがあちらの正統派なのだから、私たちの演奏はなんてつまらない、って思われるのが関の山。中には、明らかに正規の音大出、と思われる人もいる。それが、素晴らしく上手い。 プスタツアーなる、草原で馬の曲乗りを見せるツアーに参加した。ほかの人たちは馬に興味はないので、私とあと母娘の3人だけ。なんと、その方は2頭の競走馬の持ち主。すごいお金持ち。うー、うらやましい。ドイツ人の3人と合流して6人になった。人馬一体とはこのことか。なん頭もの馬を束ねて、背中に立ち疾走する。跪いたり、寝転んだり、意のままに馬を操る。背中にしがみついて、馬場の真ん中で立ち往生している私とは、どこが違うんだ。教えてほしい。馬さんたち。 
 

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