2010年4月18日日曜日

1Q84BOOK3

このブログに、カラスフリークを載せたのが15日、翌16日に村上春樹の「1Q84BOOK3」が全国一斉に発売された。17日に手に入れて読み始め、今朝、登場人物の「ふかえり」という女性が、カラスと話す場面を読んで、あらまあ。村上さん、もしかして、ふかえりは私と同じカラスと話したのかもよ。  私も今、たいてい家にいて、さなぎを紡いでいる(この言い方正しい?)最中だし。実はこの本の1巻で初めて村上春樹を読みました。それまで、大変人気のある人だとは知っていたけれど、若い人に人気があるのは、たぶん軽い語り口なのかな、と思っていたので。おしゃれでブランド名がでてきたり・・そんな物を想像していて、手が出なかった。初めて読んで驚いたのは、日本人なのに翻訳ものを読んでいるようで、そして、斜め読みが出来ない。いつも、本は猛スピードで読むので、こつも知っている。でも、それが出来ない。どうしても。一つずつ、丁寧に書かれた文章を、敬意を払って読んでいます。ほかの作家でも、それは同じ事と思うのに、何が違うのかよく分からない。一つとして文章に無駄がない。これを読み終わったら、他の著書にも手を出してみよう。気に入った作家のものは全部読む主義だから、又家の中に本の山が出来てしまう。       私は今、まさに次の準備が始まったらしい。私の周りで、回り舞台が舞台転換を始めている。私はいつも自分ではなにもせず、じっと次の場面を待っている。自分の意思で人生が展開するわけではないことを、知っているから。今は本を読み、音楽を聴き(落語も)、絵を見て、次の人生を心待ちにしている。子供の時のように。本を食べて生きていたときのように。

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