2010年4月16日金曜日

スキューバダイビングをあきらめた日

沖縄でダイビングのライセンスをとってから海に潜っていたが、どうも体質が水に合わないらしく、帰ってくると体調が悪くなる。特にサイパンの時はひどく、再起するのが大変だった。第2次大戦の爪あとが未だに残るサイパン。どこへ行ってもかわいそう過ぎる日本兵たちの話ばかり。本当の被害者は地元の人だとは言え、海の底に沈んだ零戦や、バンザイクリフなど、正視に耐えなかった。そこを、まるで観光のように、ダイバーが潜っている。思わず海の中で沈んだ飛行機に向かって、手をあわせた。それで、なにかにとり憑かれたようになって、帰国してからの具合の悪い事。ダイビングスポットは綺麗な南の海が多いので、かつての戦場だったりする。奄美もそうだった。   ある時、慶良間諸島に行くつもりで、スポーツクラブで手配してもらったところ、沖縄の本部に連れて行かれてしまった。これは間違いではなくて、クラブ側の作為的な詐欺に等しいことだった。怒ってスポーツクラブをやめて、家の近くのダイビングショップに所属を変え、伊豆などに数回行ったけれど、帰ってくるとひどい風邪をひく。ドライスーツを作ってこれならと思っても、今までにないほど重い風邪をひいてしまう。そして去年の暮れから膝を痛め、もう、やめる潮時と思ったがあきらめきれず、昨日までレギュレーターなどの器材をショップにあずけていた。やっと、決心をして、ドライスーツ以外のものは、全部ショップに寄付してしまった。      そして今朝、奥多摩でのラフティングの映像を見た。これなら、ドライスーツも使えるし、スリルも満点だし、それほど冷えそうもないから良いかも・・・・目がキラリ。ようし、今度行ってみよう。   実は、前から興味があったのは、アラスカからの帰りの飛行機の中で見た「激流」という映画。その中で激流を下るシーンのステキだったこと。 奥多摩のはそんな激流ではなさそうだから私でも大丈夫かなあ。一つ不思議なのは海の中で感じる時間のこと。いつも、とても短く感じるが、いざ時計をみると、あら、こんなに時間が経っていると思う。浦島太郎もきっと、時間がたつのを忘れていたんですね。

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