2010年7月25日日曜日

素数セミの謎

昨日朝、散歩の途中で雀より大きく鳩より小型の小鳥が、一本の木に集中して大騒ぎをしていた。よく見ると皆、くちばしにセミをくわえている。セミのなる木?そこら中にセミの抜け殻が落ちていて、この何日かでやっと世の中に出てきたと思ったら、待ち構えていた鳥たちに食われてしまって、さぞや無念なことだろう。まだ、恋もしていないのに。柔らかくて量があって、鳥たちにはこんなご馳走は年に一度。満腹して、今日はごろ寝かな?それで、以前読んだ「素数セミの謎」吉村 仁著 を思い出して、家に帰って本をさがしたけれど、見当たらない。いつも、捜し物は絶対に見つからないのが、「我が家の謎。」大体で申しわけないけれど、多分こんなふう。       アメリカで13年と17年毎に大量に発生する「素数セミ」と呼ばれるセミがいる。氷河期を生き延びたために成長が遅く、同じ場所に発生しないと同種との交尾ができない。その数は何億か何十億だったか、とにかくものすごい数で、発生すると日本人がいなごを食べるように、このセミを食べるらしい。なぜ、素数セミかというと、他の周期のセミと発生時期が重なりにくい。なん百年に一度しか重ならない。それで、他の周期のセミは淘汰され、素数セミが生き延びた、という説。セミは地下で何年もの年月を過ごし、やっと陽の目を見ると人にも鳥にも食われ、華やかに生き延びるのはその内の何割か。それなら、大量に発生して空を埋め尽くすほどでないと、種の保存は難しい。一度、その光景を見てみたい。このつぎの発生は何年なのか。ちょっと調べてその時期アメリカに行きたい・・・・もう次の旅行の言い訳ができちゃった。

2 件のコメント:

  1. 懐かしい~、素数ゼミ!
    そう言えば7年に2日程しか花が咲かないショクダイオオコンニャクが話題になってましたが、自然とは不思議そのものですねぇ
    時計の発明が人間を自然から引き離したんでしょうか
    尤も自分のテンポ感が緩~くなってきたのは自然に近づきつつあるのではなく単なるいい加減だからなのでしょうが…

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  2. もうショクダイオオコンニャクの花は終わってしまったのでしょうね。見に行きたかったけれど、けっこう人が多かったようで、花を見るのか、人を見るのかわからなくなりそうで・・・どんなにお得なバーゲンでも、人が多いとやめてしまうのは、野生児のせいか。それとも、やはりいい加減のせいか。

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