2010年7月17日土曜日

アマゾンさんおそれいりました。

ピアニストからのリクエスト。ベートーヴェンの8番のソナタを弾きましょうとメールが届いた。二つ返事で引き受けたが、いつもその辺にあるはずの楽譜が見当たらない。ソナタ10曲が入った大変厚い楽譜だから、すぐに探せると思ったのに、楽譜棚にも、ピアノの上にもない。おかしい。厚くて重いから外へ持っていく時はコピーするので、必ず家の中にいるはず。そこにいるのはわかっているのだ。手を上げておとなしく出てきなさい。と言っても、うんでもすんでもない。おかげでピアノの上の楽譜の山がスッキリしたのは、儲け物だったが・・・・毎週来ていた生徒から「先生はいつも楽譜をさがしている。先週も,先々週もそうだった」といわれたことがある。おそろしい数の楽譜を整理しようとおもって始めると、珍しかったり懐かしかったりする楽譜が出てきて、チョット弾いてみたくなってそのまま練習してしまう事が多くて、(と、云うのは口実で)さっぱり整理ができない。仕方がないから友人にパート譜を送ってもらうようにメールをした。いつまでも借りておくわけにはいかないから、アマゾンに至急便でたのんだら、なんと、午前中に頼んだら、午後には届いてしまった。友人に断りのメールをいれたら、すでに送ったとの返信。本当に便利になった。かつて、輸入版はアカデミアに行って探し、なければ発注して何ヶ月も待って、やっと手にいれたのだが。でも、待ち望んだ楽譜を手に入れて、早く音を出してみたいとワクワクしながら帰宅するあの喜びも、まんざらすてたものではなかったけれど。

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