2010年7月18日日曜日

予知タコ、パオル君と予知猫ゴンベさん

予知タコのパオルくんはワールドカップですっかり有名になり、マドリッドの水族館からドイツ側に譲渡依頼があったそうだ。ドイツ側は拒否しているそうだけれど、的中率100%は奇跡か。エサの配分などは同じにしていたと思うので、ガラスケースの国旗の配色が決め手だったのか?タコの知能はものすごく高いそうだから、ひょっとしたら、本当に予知できたのかもしれない。???              もう、10年以上前に死んだゴンベというトラ猫がいた。うちは猫で満杯だったので外猫として2年間、物置ぐらし。一匹空きができて、晴れて家に入れてもらえるようになった。巨大猫だった。家に遊びに来たギター弾きが一目見るなり「うわー、バス三味線ができるなー」と驚嘆したほどの大きさ。未だゴンベより大きな猫は見ていない。そのゴンベが予知猫だった。ある夜、ゴンベがしきりに外へ行きたがった。ドアを開けて外にだすと、こちらを振り向いて一緒に来いと促す。仕方がないから外へ出て少し一緒に歩いて家に入ると、又外に出てくるようにと鳴く。うるさいからゴンベも家に入れて、そろそろ寝ようかと思うと又大騒ぎ。いつもは勝手に出たい時に出て行くし、帰ってくるのもいつのまにかという感じなので、さすがに変だとは思ったけれど、あまりにうるさいので放っておこうと決めた。それでも、夜通しうるさく泣き叫び、切れた私はついに外に放り出してドアを閉めてしまった。その直後震度5の地震が起きるとは。必死で逃げようと促してくれていたのね。ゴンベは。何年か後、ゴンベは私の腕の中で、駆けつけた私の姉に手をさすられて、穏やかに息を引き取った。歴代の猫のなかでもとりわけ愛情深い猫だった。

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