2010年7月6日火曜日

Tha Strings Nagoya 東京公演

ホルスト  セントポール組曲
バッハ   シャコンヌ(ビッテンビンダー編)
バーバー 弦楽のためのアダジオ
ブリテン  フランク・ブリッジの主題による変奏曲

アンコールにモーツュアルト   デイヴェルティメント
        バッハ       アリア

1994年結成された弦楽アンサンブル。知人がメンバーの一人なので聴きに行った。
たいへん良い出来栄え。音の澄んだきちんとしたアンサンブル。
まだ日本に弦楽アンサンブルが普及していなかった頃、横浜の県立音楽堂でイタリアから来たヴィルトウオージ デイ ローマを聞いて、大変な衝撃をうけたことがある。なんて素晴らしい響きがするのか。まだ、中学生だったから、その感激はひとしおで、これを生涯の目的にしたいと思ったくらい。そして、音大では自分たちのアンサンブルを組んで、4年間ひたすら」練習してコンサートも開た。卒業してみんないい年になって、去年、同窓コンサートを新宿で開いた。その時コンサートマスターを務めた通称テッちゃんがその半年後に亡くなるとは夢にも思わなかった。再会を約束して解散したはずなのに。音楽には必ず演奏者の人生が出る。若い人たちの方がテクニックがあっても、音楽性があっても、経験を積んだ人たちの演奏には「なにかがある」   最近よくコンサートに行ってそう思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿