今日はピアニスト達との恒例の勉強会。私はベートーベンのソナタの8番とプロコフィエフの1番のソナタ(無伴奏)を弾かせてもらう。プロコフィエフはとても好きな作曲家で、バレエ音楽のロメオとジュリエットを初めて聴いたときは、なんて素敵な曲かと感激してしまった。生まれて初めてロメオを弾いた時の指揮者はアルビド・ヤンソンス。緊張と感激で震えながら弾いたものだった。今日弾くソナタの1番は2番と較べると多少スケールが小さい。無伴奏ということもあるが、2番ほど華やかさはない。2番はレオニード・コーガンとフルートのピエール・ランパルの演奏をきいたことがある。コーガンの時は全身鳥肌、(もちろん、素晴らしくて)ランパルも音が良かったがそれほど感激はなかった。楽器に対する好みの問題か、二人の実力の問題か、わからないが、どちらも古いお話です。今日のピアニストたちはバッハのトッカータとフーガ、ベートーヴェンの作品108のソナタと、いずれも大曲ぞろい。ピアノは一人で完成するからいいなあ。ヴァイオリンは大抵ピアノ伴奏が付いていて、一人で弾ける曲はあまり沢山はない。これから堀り出していくことにしよう。どこかで眠っている隠れた名曲があるといいのに。
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