2011年1月25日火曜日

格好良い女性たち

今朝仕事場に向かう電車の中で、ジロジロあたりを観察していて気がついた。最近の若い女性はなんてきれいなんだろう。スラッと長い手足。センスのよい服装、綺麗に染めてセットした髪。私の前にすわっている女性。チャコールグレイの細いストライプのマニッシュなパンツスーツにトレンチコート、ヴィトンのバッグ、首に毛皮を巻いている。栗色に程良く染めたセミロングの髪はつやつやして、お化粧も控えめ。いかにもトレンディードラマに出てきそうな、キャリアウーマンのイメージそのもの。次の駅で乗ってきたもう少し若い女性は、白地に黒の大きい格子縞のチュニックコート、短めの黒のスカートにロングブーツ、そして色鮮やかなピンクの大きめのバッグ、アクセントが効いていてこれも素敵。髪はカールしてお嬢様風。うん、よしよし、なかなかいい。ところが、私の前に座っていた女性、だんだん座り方がだらしなくなっていく。足が他の人より前に出てきて、ちびの私はつり革につかまりにくい。座席の端に座っている彼女は、ドアの前に立っていた見知らぬ男性の背中に凭れて眠ってしまった。そのうちポリポリ顔を掻き始め、その寝ぼけた顔が間延びして、恋人だったら百年の恋も冷めそうな気がする。連日のお仕事でおつかれでしょうか。でもね、そこまで無防備に人前で寝顔をさらすとは・・・。あーあ、興ざめ。乗り換えのため六本木で降りた。すると、先程のお嬢様風のカワイコちゃんも降りて、なんと降りる人たちの真ん中に立ち止まって、流れをせきとめている。出口がわからないらしい。端によってかんがえたらどう?なんだ、正真正銘の田舎っぺちゃんか。きっとファッション雑誌の写真を見て服装をコーディネートしたのね。六本木は初めてきたのかな?服が素敵なら、行動も素敵でないとね。意地悪おばさんは心の中で、そう毒づいていました。

0 件のコメント:

コメントを投稿