2011年1月2日日曜日

ニューイヤーコンサート

昨日はウイーンフィルのニューイヤーコンサート。今日は箱根駅伝。毎年テレビに釘付けになる。ニューイヤーコンサートの今年の指揮者はウエザー・メスト、小泉元首相みたいな髪型、顔はシューベルトみたい。今まで毎年楽しみにしていたけれど、小澤征爾のときは本当につまらなくて、それからしばらくはいやな思いがつきまっとった。このオーケストラはほっときゃ素晴らしい演奏なのに、やたらと振るものだから、ひどくつまらないワルツになってしまった。力ずくでいうことをきかせる、小澤のだめな面ばかり見えてしまったコンサートだった。ボスコススキー、デュトワ、マゼールなどは踊るように指揮をして、それを見るだけでも楽しかった。メータやアバドもたっぷりと楽しませてくれたのに、小澤だけは見ていてつらかった。今年のメストはよくこのオーケストラの気質を知っているから、メンバーにお任せで楽しませてくれた。もっとも、本人はだいぶ緊張していたのかもしれないが。もともとは楽しみのためのコンサートが世界的になってしまって、ウイーン人は誇りに思いながらも、とまどっているかもしれない。極めつけはカラヤン。なんなのか、あの素晴らしさは。お正月が過ぎて仕事場に行ったら、その話題でもちきりだった。あれが本当のスーパースター。ウイーンフィルの音を聴くと、他のどんなオーケストラも出せない音をもっている。テレビでこんなにいいのだから、実際聴いたらどんなに素晴らしいか、又、旅の目的が出来たしまったかな。いつかニューイヤーコンサートを聴きに行こう。

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