五日市街道を車で走っていたら、普通の民家の門に「栗あります」の看板がかかっていた。朝とれたての文字もあり、ふうーん、普通の家で栗がとれるなんて・・・、少し時間があったので、通り過ぎてからわざわざUターンをして見に行くことにした。石の門を入ると思っていたよりずっと奥が深い。敷石を踏んで庭木の間を抜けても家が見えないほど広いのには驚いた。いまどき東京(杉並区松庵)にこんな広い敷地の家があるとは。さらに奥まったところに家とまたその奥に栗の加工場があった。どこに栗の木があるの?と聞くと、そのまたさらに奥の隣の敷地に栗林があって、そこでとれるという。おじさんが3人、栗の皮むきや選別をして売っている。ピカピカの取れたての栗を一袋買って、まてよ、今日は定例の「弾く会」みんなにあげたら喜ぶかも。人数分買って車に積んだ。今日も又3人のピアニストの演奏を楽しんだ。ショパンのマズルカ27番は秋のこの日にふさわしい、心にしみいるような曲。弾いたのはアキさん。語呂合わせになるなあ。シューベルトのソナタ、バッハのカンタータ「主よ人の心の喜びを」そして、FUMIKOさんと私は昨日練習したモーツァルトの「デュオ」とヘンデルの「パッサカリア」。パッサカリアはこれでもう3回目。ようやくきょう△をもらった。◎がもらえるのはいつ?まだまだ、点数は低い。
「秋の日のヴィオロンのため息の 身にしみてひたぶるにうら悲し」(ヴェルレーヌ)のような演奏ができるようになるのはいつの日か。帰ってきて栗の皮むきにウンザリ。ああ、もらった人たちも、もてあましているかな。みなさん勉強に介護にいそがしいのに、こんな手のかかるものをうかつにあげるものではないと、反省しきり。さて、栗ごはんってどうやって作ったかなあ。もう忘れてしまった。どうしよう、焼くかな、煮るかな。困った!
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