2010年8月12日木曜日

24時間テレビ

今年も恒例の日テレの24時間テレビ。もうリハーサルは着々と進んでいて,今日は本番用の音合わせと,録音。スタジオの駐車場の入り口に守衛さんがいたので「24時間テレビの音合わせです」と言って車を入れようとすると、「24時間テレビはここではやっていませんよ」と云う。一瞬血の気がなくなった。しまった、場所をまちがえたか。でも、たしかここと言ってきているはず。あわててメールの着信記録を見ると、確かに場所はここ。ほら、と見せると「失礼しました。聞いていなかったので」と云う。私たちは遅刻や場所を間違えるのは命取りとなる。ほんとにたのむからー、ビックリさせないで。この番組も始まって以来ずーっとやっている。途中こちらの都合で出来ない時期が続いたけれど、ブランクがあっても又声をかけていただいて復活。現場にいると、とても楽しい。お仕着せのTシャツを来て、気分まで若やいでくる。仕事場はいつでも、心が浮き立つ。テレビ、ステージ、スタジオと雰囲気はそれぞれ違うが、私はステージが大好き。お客さんが多ければ多いほどやる気がでてくる、生まれながらのお調子者なんです。テレビも時間に追われる緊張感、裏方さんの一生懸命な仕事ぶりを見るのが好き。例えば、紅白歌合戦、大道具さんたちの懸命な仕事ぶりには、ジーンときます。舞台転換の時間が数十秒しかなくて、リハーサルで一度も間に合わなかったのに、本番で見事に決めたときは、弦楽器サイドから大きな拍手が沸いて、大道具さん達も満足気。よくあれでケガをしないものだと思うほどの、激しい仕事です。みなさんがお茶の間で楽しんでいる裏で、どれだけの人たちが汗をながしていることか、少し知って頂きたいと思います。最近はあまりにも装置が大きくなりすぎて、弦楽器の居場所がなくなり、別のスタジオから音だけ送る、臨場感がうすれて、さびしくなってしまったけれど。

2 件のコメント:

  1. 私はずいぶん前から縁遠くなった番組ですが、ネコタマさんもまさか24時間がんばられるのでしょうか?ねこは寝るのも仕事とは言いますが

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  2. 始まった当初はものすごく出番が長かったので大変でした。今は主催者がすっかり賢くなって、時間が少なくなりました。ネコは楽屋で出番待ちのために、爪を研いだり、ゴキブリを追いかけたりが仕事です。

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