2010年8月19日木曜日

中山朋子先生

中山先生は私がオーケストラにはいってから師事した先生。大柄で親分肌。生徒をとても可愛がってくださった。でも、とても物事をはっきり言われるので、敵も多いとご本人の言葉。私は非常に小型で、身長は145センチあるか、ないか。先生はいつもずば抜けて大きい。セントバーナードとチワワ位違いそう。スケールが大きくて、先生の門下からは、優秀な生徒が飛び立って行った。面倒見が良いので、私生活の相談までひきうけていらしたようだ。私は大人になってから師事したので、生意気な口をきいてはよく叱られたけれど、私には言いたいことを言わせて、楽しんでいらしたようだ。先生の上着がハンガーに掛かっていたので着てみると、丈は膝くらいまであるし、肩は肘の半分くらいまで落ちるし、おもしろがってそれを着て、歩きまわったり、いたずらし放題だったのに、いつも大笑して見ていてくださった。その先生のお誕生会が今日。まだまだお元気で演奏していらっしゃるので、私たちもやめることが出来ないでいる。でも、先生のおかげで、どれだけ沢山勉強させていただいた事か。プロの演奏家になってから、先生の後ろ姿を見て、怠けてはいられないことを痛感。一生勉強。怠け者の落ちこぼれの私でも、先生の前に出ると、頑張ろうという気になるから、不思議。帰り際に「本当にアナタはよく言ってくれるじゃないの」と、背中をどやされた。ああ、懐かしい、昔のままだわ。

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