2018年1月23日火曜日

雪で雑談

初めて札幌に行ったのは真冬。
公園に行ったら雪まつりの準備の真っ最中だった。
どうやってあんなに大きな像を作るのかと思ったら、雪を運んできてブロック状のものを積み上げてそこに水を撒いて氷らせる。
表面がピカピカになって仕上げにかかる、とまあ、こんな具合らしい。
私が行ったときには夕方で、作業が終わっていたから詳しくはわからない。

札幌の繁華街に繰り出すと驚いたことに、薄いコートを着て帽子をかぶりストッキングとハイヒールの女性がスタスタと交差点を渡っていった。
目が点になった。
私はといえばブクブクに重ね着をして毛糸の帽子、底がぺったんこのスニーカー。
それにすべり止めの金具を取り付けて恐る恐る摺足で歩く。
能役者ではないけれど。
ここで鼓をポン!なんて鳴らされたらスッテーンと転びそう。

女性がおしゃれなのが札幌人とみた。
その後、薄野近くの木彫りのお店に立ち寄ったら、店の名が私の名前と同じ。
誰の名前か訊いたらオーナーの女性だとのこと。
彼女は店に居なくて、木彫りの職人さんが居酒屋に行ってご馳走してくれた。
大した買い物をしていないのに、これはどうしたことか。
一応断ったんですが・・・
一緒にいたチェロとヴァイオリンの女性たちに特別美人はいなかったし、そうか、場所が狸小路だったから私がシンボル的存在?
その職人さん、大きな人でマントを着て高下駄はいて、ずんずん歩く。
一種の変人だったのかもしれない。
私たちは訳がわからず、戸惑いながら従いていった。
なにが気に入ってくれたのかは謎???

昨日夜中まで雪かきをしていたお隣のご主人。
10年ほど前、雪道でころんだ女性を助けたら自分が転倒して脳震盪を起こし、病院行きとなったと言う。
その女性は雪道でゆるい傾斜の下り坂を「こ~んなに高いハイヒールで歩いていたんだから」とご主人。
指で10センチ程の高さを示した。
「本当に迷惑だよね」と。
その女性も会社に行くのにハイヒールが履きたかったら、靴を別に持っていけばよかったのではないかと思うけれど。
ニューヨーカーがハドソン川?をスケートで通勤、会社に着くと靴を履き替えるとか聞いたことがある。
これは格好いいなあ。
















0 件のコメント:

コメントを投稿