2010年9月7日火曜日

変わり者

よく他人から「変わっているね」と言われる。そうなんです。両親も姉妹、兄弟も全員変わり者の一家でした。子供の頃は6人兄弟の末っ子なので、ほったらかし。兄弟は学校に、父母、祖母は用事があって出かけてしまうと、(それも、私にはだれもヒトコトも言わず)ネコとただ二人。江戸時代に建てられた大きな古い家で、肩寄せあって過ごした。ネコは遊びに行きたいのに私が寂しがって離さないので、さぞ迷惑だったでしょう。しっかりと抱きしめて、縁側で家人の帰りを待っていた。今なら犯罪がおきても不思議はないけれど、盗るものもない家だから誰も来ない。ちょっと悔しい。父が異常に社交的だったので、来客はひっきりなしだったのに。だれでも家につれてくるので、うちの廊下に住み着いていた人もいた。あれはなんだったのかしら?知らぬ間に裏庭に住んでいた人もいた。ほとんど野生児状態で育ったので、今の自分があると思っている。好きなことを、好きなだけ、好きなようにする。それも、ちょっと他人が考えないようなことを。縁側で一日中流れる雲や太陽や、風を感じていたので、日暮れまでなにもしないことが多かった。ボンヤリしていると夕焼けになり、それは又それで美しく、見飽きることがない。それが今回のラサに憧れる元ではないかと思っている。山が見たい。

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