2012年10月14日日曜日

拡大鏡

いわゆる老眼で、ものが見えにくくなって、本を読むのが億劫になってきた。それで、今ハリー・ポッターのレッスンは一時休講となっている。先生のルースさんが残念そうに、早く一緒に読みたいとメールをくれたけれど、どうしようもない。メガネは読書用、楽譜用とちゃんと合わせて作ったのがあるのに具合が悪い。先日絵を描きにいったらなんと私のために(だけではないかもしれないが)拡大鏡が用意されていた。自分の眼鏡の上からもかけられる大ぶりのもので、かけて見ると世界が広がって見える。絵を描くときの細かい部分も楽に見える。これは良いと思ったので早速眼鏡屋さんに行って買ってきた。眼鏡屋さんによれば、自分の眼鏡の上からかけた方が良いと言うのだが、そうすると、かえってぼやけてしまう。裸眼にそれだけで十分。しばらく放っておいたハリー・ポッターのページを繰ってみる。見える見える!ところがしばらく・・と言ってもほんの2か月ほどなのに、発音が怪しくなっている。リズムがつかめない。意味はもうすっかり頭から抜け落ちてしまい、復帰するには休んだ時間の倍はかかりそう。継続は力とはよく言ったもので、休んでは元も子もなくなるから早く復帰しようと思ったのもつかの間、なんだか億劫。また辞書を引いてコツコツ意味を考えてと思ったら、もう気力がないことに気が付いた。そんなことでどうする!あと2巻残して挫折するなんて。でも、今読んでいる5巻も私の英語力をはるかに超えて難しい。作者は頭のいい人で、1巻進む毎に少しずつ語彙が増え、言い回しが難しくなって、長くなっていくように書いている。しかもルースさんはだんだんレッスンのスピードを上げて行く。これから伸び盛りの若い人ならそれでいいが、どんどん衰退していく私にはとてもつらくて、時々レッスンの途中で、もう無理と言ってやめてしまうことも多い。とにかく目が疲れて頭が痛くなってしまうので。でもここでやめたら女が廃る。拡大鏡かけて、いざ出陣としよう。やれやれ、最近パソコンの具合が悪くて泣きの涙なのに、この上話せもしない英語に苦しめられるなんて。何を好き好んで人生を難しくしているのか、自分でもよくわからない。

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