2012年10月1日月曜日

台風

昨日の台風はかなり激しかった。夜中に目が醒めると、時々突風で家がぐらぐら揺れた。今朝ここ神奈川県某所は燦々と陽が輝いて、何事もなかったように野良猫が餌を食べに来ている。今朝は珍しくテレビを見ていて思ったのは、なんでこんなに情報が溢れている時代に、うろうろディズニーランドなどに出かけて帰れなくなるのだろうか。スマートフォンなどで瞬時に交通情報などわかるのに、しかも台風が来ることはずっと前からわかっていたのに。家族連れの映像では、子供が突風で滑って車道まで転がり出ていた。あぶない!こんな日にどんな事情にせよ、子供をあの風雨の中で歩かせるとは。沖縄では磯釣りをしていた人が波にさらわれた。その頃沖縄は暴風圏内にあったはず。そんな時に危険な海の傍に行くこと自体が信じられない。のんきなのか体力に自信があるのか知らないが、毎回災害の情報を見て疑問に思う。仕事で出かける人は気の毒。私もかつて全国を飛び回って仕事をしていたころ、台風にはずいぶん泣かされた。羽田で飛行機が飛ぶか飛ばないか、手に汗を握って待機したものだった。たとえ飛行機が遭難しようと、仕事場に向かっていたと言うことは認めてもらえるだろうと思いながら。必ず決められた時間に現場に到着しなければいけない過酷な仕事だった。元来仕事と言うのはそういうものだと叩きこまれていたから、なにも不思議に思わなかったけれど、今こうしてゆったりと世間を眺められるようになると、ずいぶん危険なこともあったに違いないと思う。ただし、今でも仕事となったら、どんなに雨風が吹いても這ってでも行くにちがいない。

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