2012年10月10日水曜日

絵を描く

11月に開催される我が「雪雀連」の作品展に出品するために、小学校以来はじめてのお絵描きに挑戦することになった。「雪雀連」は多芸な人が揃っていて、絵を描くのが専門の人もいるけれど、そのほかに舞台映画関係の裏方、表方等が揃っている。その人たちも何らかの形で今まで絵を描いている人が多いので、おそらくど素人は私だけと言う恐ろしい状態。それでも、人が面白がっているものを指をくわえて見ているのは我慢できないから、私もこの際出品することになった。ところが絵の世界はそれこそ右も左もわからない。絵具やキャンバスや、描くためのスキルの持ち合わせもない。そこで専門家のご指導を仰ごうと思った次第。幸い、FUMIKOさんの親友に紀子さんという美術の専門家がいるので、ワインを餌に教えていただくことになった。今日は東急沿線の瀟洒なお宅にお邪魔して、一日中絵を描くことに没頭した。非常に集中力のいる作業だと言うことが判明。いつもヴァイオリンの練習は、ずいぶん良く練習したなと思っても、ほんの15分しか経っていなかったり、すぐにほかのことに気を取られて遊びながらやっている。ところが今日は昼食を摂る時間ももったいないと思うほど、没頭してしまった。朝10時から午後4時半頃まで、寸暇を惜しんでの作業が続いて、私はもとより先生の紀子さんの消耗も激しかった。紀子さんは個展や作品展でいつも素敵な作品を出品しているので、私も2点彼女の絵を持っている。非常に個性豊かで色彩の美しい作品は、我が家のレッスン室の壁にかざられている。その絵が好きなので私も教えてもらうならこの人にと思っていた。今日の絵具はアクリル絵の具・・というのかな?速乾性があるので、すぐに上塗りが出来る。失敗しても修正がきくというので私にはもってこいの絵具。パソコンからダウンロードした猫の写真をお手本に必死のことで一点仕上げた。これでやっと出品作ができたので、後からやってきたピアニストのSさんも合流して、夕飯を食べに街に出て、鱈腹食べて、愉快に飲んで、本来こちらが目的だったかのような気分で遊んできた。あんなに集中するとは思っていなかったので、本当に楽しかった。やみつきになりそう。

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