2012年10月15日月曜日
フォーマルウェア
11月に友人の息子さんが結婚することになって、ご招待を受けた。大変ありがたいし、息子さんも赤ちゃんの時から知っているので駆けつける気持ちはおおいにあるけれど、着て行く物がない。間際に慌てないようにと、ここ何年も足を踏み入れたことのないデパートに行ってみた。友人が良いと言ったので、京王デパートのフォーマルウェア売り場を覗いた。だが、しかし・・・なんてつまらん服ばかり。最初に行ったのは高級そうな売り場。品の良いベテランの店員が応対してくれた。最近葬式ばかり行くので、結婚式のような華やかな場所にふさわしいのはどんなものかと試着しても、いまひとつピンとこない。薄物、レース、コサージュ、パールのアクセサリー、すべて似合わない。私は原始的な目鼻立ちなので、個性の強いデザインでないと、本当につまらないおばさんになってしまう。いつもたらんたらんと普段着のままデパートにも行くので、店員は私が選ぶ強烈な服を見て驚くらしい。試着してみると、それが意外と似合うのに又ビックリするようだ。強烈なと言うのはフォーマルドレスには禁物らしく、いずれも、なんとも没個性的。すっかり飽きてしまって、次にもう少し安めのカラーフォーマルドレスの売り場に行ってみた。どうもピンとこない。最後に試着してみたシンプルなデザインのワンピースが一番よかったけれど、それを着て帝国ホテルのお式に出るのは、なんとも貧相でいけない。結局ドレスはあきらめて、他の売り場で目に着いた普段着用のセーターやブラウスを買って帰ってきた。なるほど、デパートに行くと素敵なものが沢山あって、御洒落心に火が点く。いつも通販か、近所の商店街の安売りで間に合わせていたのを反省。もう少しおしゃれをしよう。本来はおしゃれ好きな方だから若いころはかなり気をつけていたけれど、最近さっぱりだったなあと改めて思う。女がおしゃれを忘れてはお終いさ。先日、業界きってのおしゃれさんのFUMIKOさんから聞いた話。仕事場で同じ楽器の女性から「結婚したのにどうしておしゃれをするんですか」と言われたとか。ひえー!おしゃれって結婚するためにするの?美意識の問題でしょうが。
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