2012年9月30日日曜日

発表会

昨日は音楽教室「ルフォスタ」の年一回のクラシック部門の発表会。会場の都合で午後3時からしか使えないので、生徒数を絞って40組、グループもあったから総勢60人くらいは出演したと思う。その間自分の生徒の演奏を聴いたり伴奏に回ったりと大忙し。クラシックのヴァイオリンの教師は3人、ヴィオラ1人、チェロ2人、以前は私がヴァイオリンとヴィオラの教師も兼ねていたが、最近おなじみFUMIKOさんが教師陣に加わったので、今年は彼女が伴奏に参加してくれるものと思っていたら、あてがはずれて今年も私がヴィオラを弾く羽目になってしまった。その上なんだかんだトラブルがあって、私の生徒のうちの一人のピアノ伴奏まですることになった。ピアノは学校を卒業して以来、練習もしていない。ふりかかった災難に青くなりながら昨日午前中いっぱい練習をして、本番は緊張しながらなんとか終わった。毎年頑張っているメンバーは確実に上手くなっている。今年私の生徒が頑張ってサンサーンス「序奏とロンドカプリチオーソ」を弾いた。彼は会社から帰ると家族が寝静まってから真夜中に気が遠くなるほど練習したと言う。見事な出来栄え。もう一人はラロ「スペイン交響曲」に挑戦した。彼女もひどく癖のある弾き方だったのが努力して直し、音も豊かにリズムもしっかりとしてきた。仕事は国際的で、韓国へ出張が続いて度々レッスンも休まなければならなかった。それでもこのような大曲に挑戦してのけた。2人に共通するのは性格の素直さ。人を受け入れる懐の大きさ。どんな仕事をするにしても一番大切なことかもしれない。負うた子に教えられるとはこのこと。生徒に教えられながら私たちは成長していく。終了したのは20時30分。もし全員参加となると、朝11時から始めてこの時間に終わる。伴奏者はヘトヘト、スタッフもクタクタとなる。演奏した生徒たちはレベルの差があっても、みな一様に満足している。大学生の息子を持つ専業主婦が「私でも脚光をあびられるのですね」と感無量だった。誰だってステージに立てばもう大スター。でも本当はそこに至るまでの努力こそが宝石なのだ。

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