2012年9月11日火曜日

ものの値段

暑い暑いとメール送ったら、去年、一昨年の方が暑かったと言うデータがありますと、軽く一蹴された。ただ暑いと言うことに対してすぐに調べてから返事が来るのでグウの音も出ない。ぐう!猫たちは毛皮をそこいらじゅうに脱ぎ捨てている。時々間違えてほかの猫の毛皮を着てしまって、頭はたまさぶろう、胴体の毛皮はもーちゃんだったりして・・・なんてことは嘘だけど。こんなシュールな妄想をするほど暑い。調べると言えば「たまトラ」というのは隠れた調査機関みたいなサイトだけれど、私に必要な情報が満載されている。パソコンはこの頃大変安くなって、良い機種が出ているらしい。投稿者がそれを人に勧めたら、量販店で同じような機種と見えるのものを買って、こちらの方が安かったという人がいたらしい。調べてみると、実は使っている部品の質が違うというような記事があった。細かい所までは素人ではわからない。専門家がみれば部品の良しあしもわかるというもの。でも、それも、1ヶ月くらいすればすぐに変わってしまうという恐ろしいスピードで世の中は動いているようだ。調べても調べても新しい物が出てきて、対応も大変ではないか。でも、調査が好きな人は楽しみに新しいものを待っているのだと思う。そんな人から見れば、300年も前の楽器で化石のような音楽を奏でている私たちはシーラカンスのように思えるに違いない。ところで、ヴァイオリンも初心者が訳も分からずに楽器屋さんに飛び込みで買ってきてしまうことが多い。「半額でいいというので」とか「見た目がきれいだった」とか「信用できる人から譲ってもらいました」とか。あとでほかの複数の楽器屋さんに鑑定してもらうと3分の1の値段を言われてがっかりする人をよく見かける。半額で良いと言うのは、最初の値段が高過ぎるから。楽器の世界は怖い。くれぐれも気を付けてと口を酸っぱくして頼むのに、自分でわかっているつもりでいる人は言うことをきかない。それこそ使っている部品が違う。なんといっても作った人の技術が違う。なんでこんなに違うのかと思えるくらい違うので、値段も数万円から数十億円までの開きがある。私には楽器の値段の差などとうていわからない。だから生徒が楽器を買うときには、複数の楽器屋さんに見てもらうようにアドバイスをしている。楽器屋さんはどこでも同じように値段をつけるから、平均して妥当な値段がわかる。知り合いの楽器屋さんにたのむと、みなさん快く見てくださるのがありがたい。物の値段はやはり専門家にお願いするのが一番。納得してから買ってほしい。それでも楽器は音が気に入って買ったなら、値段については騙されたと言うことはできない。以前、そのことで裁判になったことがあった。値段はもちろん数千万円の世界。でも、騙されたと言って提訴した方の負け。それを買う時点で納得して買ったのだから。

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