2012年9月23日日曜日

ピンチヒッター

昨夜夕飯にいつも飲んでいるノンアルコールのビールを切らしていたので、アルコール度数の低いビールを飲むことにした。最近アルコールを飲まなくなっていたから思いがけないほど酔ってしまって、そのままベッドへ入って眠ってしまった。携帯の着信音が耳元で喧しくなるので目が醒めた。ちょうど21時ころ。まったくもう、誰から?人が早寝すると決まって電話がかかってくるのだから。電話の向こうからは切迫した感じの声がする。今週の土曜日は音楽教室「ルフォスタ」の発表会で、今日が伴奏合わせの日。電話の要件は、ピアノ伴奏者のうちの一人が急病で倒れたので他の人を頼めないかと言う。前日に言われて間に合うピアニストなんてそうそういない。ほとんどの曲を初見で弾かなければいけないから、初見がきいて合わせるのも上手い人でないと。そこで先日イギリスに一緒に行った美里さんに電話をした。ところが今日は美里さんの先生を囲むお食事会があるという。そこを何とかと苦し紛れに頼むと、会食を早めに切り上げて来てくれると言う。持つべきものは友。そして本番は今週土曜日。それも生徒のレッスンを都合をつけて変えてくれると言う。本当に後光が差します、美里さん。「あなたの頼みならきかないわけ行かないじゃない」おいおい、泣かせないで。とにかく今日の音合わせは無事終了した。ただ一人だけ、とてもテンポの揺れる人がいて、その人だけはさすがの美里さんもお手上げ。それは私の生徒だから、私がその人の伴奏を弾くはめになってしまった。人前でピアノを弾くのは何十年ぶりか。ピアノは日頃弾いていないからきっと緊張するだろうなあ。困った困った。一週間ピアノを練習しなければ。今回はヴィオラの先生が出演しないので、私がヴィオラを弾く。馴れないヴィオラとピアノ。生徒よりも緊張するのは私かもしれない。

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