2012年9月19日水曜日

モーちゃん還る

今日はモヤを捜して一日落ち着かない日だった。午前中外出した後、1時間くらい近所を捜し回った。時間切れとなって又外出。4時ころ帰宅。今日は昨日よりも遠くに行ってしまった可能性があるので、範囲を広げてみた。しかし、いない。お寺や墓地などは野良猫の巣窟だから、そのあたりを重点的に探す。墓参者が多い。ああ、そうか、秋のお彼岸なのだ。すっかり忘れていた。「モーちゃん」を連呼しながら歩き回って、犬に吠えられたり、人から不審そうに見られたりするけれど構っちゃいられない。自宅の周りでも大きな声で呼んでみる。返事はなく、毎日餌をねだりに来るノラが顔を出す。ヴァイオリンの練習が終わって夕飯前にもう一度、今度はさらに範囲を広げ、隣の町内まで歩き回った。いない。家に戻って、押し入れをくまなく捜し、布団やタオルの間を探る。その頃にはもう涙声。みあたらない。何回も階段を昇り降りして、そのたびに階段下のガラクタの間を覗いていたのに、ウンともスンとも返事がない。けれど、ほんのかすかなカサッという音が聞こえた。おや?今の音は!「モーちゃん!」呼びかけると涼しい顔でニャアと現れた。まったくもう。どれほど心配したことか。今日未明の激しい雷雨に驚いて、とんでもない所まで逃げて行ったのかと思った。昨夜も出たり入ったり、側を何回も通っているのだから、ちょっと返事くらいできそうなものなのに。モヤは不思議猫で、姿や気配を消してしまうことがしょっちゅうある。1日か2日くらい絶食して、気が済むまで一人でいるようだ。飛び抜けて頭が良く、性格も明るい。しかも、人の心が読める。落ち込めば必ず優しく付き添ってくれる。愛情深い性格なのだ。時々こうして人騒がせな行動をとるけれど、私の宝物。モーちゃんが見つかったので今日のビール(ノンアルコール)は一段と美味しかった。

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