2012年9月1日土曜日

イギリス旅行記1

8月21日、同行の美里さんと成田へ。チェックイン、荷物を預け、出国審査を終えるとようやく機内へ。これから12時間の飛行が始まる。最近ヨーロッパを避けていたのは、あまりにも飛行時間が長いので辛いと言う気持ちがあったので。しかし去年カナダに行った時約11時間の飛行があまり苦にならなかったので、それではと言うことで重い腰を上げた。しかし、飛んでも飛んでも・・・やはり遠い。最近は国際線もサービスが低下しているから、ビデオもつまらない。映画もつまらない物ばかり。大きいスクリーンもない。今回は本を持ってこなかったので読み物もない。寝るっきゃない。でも、やはり興奮しているのか眠くはならない。とりとめもないおしゃべりも12時間は続かない。空港に着くと日本時間は夜中なのにさんさんと日が照っていた。出迎えのリチャードとはインフォメーションの傍のドラッグストア「ブーツ」で待ち合わせ。入国審査と荷物の受け取りに手間取って少し待たせてしまったようで、心配していたらしい。「み**?」心もとないような声が耳元で聞こえた。みるとリチャードがちょっと首をかしげて顔を覗き込んでいた。再会を喜び合い駐車料金を支払って出口に進むと「おお、料金カードを機械から取り出すのを忘れた」と言う。去年私の友人が来た時、彼は自分の車をどこに置いたかわからなくなって探し回ったと言う話を聞いていたから、今回はずいぶんすぐに車にたどり着いたと思ったけれど、やはり天然**は変わっていなかった。見かけはいかにも育ちの良いイギリス紳士なのに、そんなところがギャップがあって面白い。駐車場係りの好意でゲートを開けてもらって事なきを得た。初めは空港でレンタカーを借りるつもりでいたけれど、今回の家主の美智子さんが心配するので迎えに来てもらったが、やはりそれは正解だったようだ。イギリスの交差点はラウンドアバウトという仕組みになっていて、これはあとで述べるけれど馴れないと大変。あとでゆっくり考えれば非常に合理的で簡単なことなのだが、初めてだと一瞬の判断が出来ない。複雑に進行方向を変える時には道を知っていないと立ち往生しかねない。ようやく今回お世話になる美智子さんの家にたどり着いた。出迎えに出た彼女がハワイなどで着るようなムームー姿なのには驚いた。日本に比べてかなり気温は低い。それでもこのに三日は30度を超えたと言う。それでこんな恰好なのよと言うけれど、夕方になれば長袖でないと涼しいのに、彼女は夜中まで暑いと言ってそのまま。彼女の家はロンドン郊外の住宅地にあって、木々に囲まれ、庭には梨の木が実をつけている。リスがとりにくるそうだ。庭の先は広いフィールドで、夜中にリチャードが散歩していて職務質問にあったとか。泥棒や痴漢の心配もあるらしく、戸締りは厳重にしている。美智子さんはお料理上手で、美味しい夕飯をたらふく頂いて、イギリス旅行の注意をこんこんとされて、やっと眠りにつく。

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