2012年9月1日土曜日

イギリス旅行記6

今日も快晴。夜はすこし雨が降ったらしい。外に出ると又虹が見えた。ジリジリと肌を焼くような強い日差しなのに、こちらの人たちは誰も帽子をかぶったり傘をさしたりしない。日照期間が少ないので、当たれるだけ太陽にあたっておこうと思うらしい。私は必ず帽子をかぶる。帽子をかぶるのは日本人だけで、それでスリにねらわれるらしい。きょうの目的地は文豪シェークスピアの生まれ故郷。私はけっこう文学少女だったのに、シェークスピアは読んだことがない。これを機会に日本に戻ったらかじってみよう。最初はシェークスピアの奥さんのアン・ハザウエイの家へ行く。駐車場に入って行くと戻ってきた人がまだ時間の残っている自分の駐車券をくれた。入庫時間をみれば10分ほどで帰ってきている。なんだか見るものが無さそうな。本当に見るものがない。かわいらしい家にこじんまりとした庭。ごく普通の民家。それにお土産屋さんが付いているだけ。さっさと次の人に駐車券をあげて、シェークスピア誕生の地、ストラットフォード・アポン・エイボンに向かう。そこは今までで一番の大観光地だった。この期間はイギリスの3連休だったので、大そうな人出だった。生家は古い小さな建物で、近くには劇場とエイボン川がある。殆ど興味が無いので、劇場も家の横にある記念館もパス。途中でヴァイオリンを弾いている人がいる。私がじっとみていたら、ヴァイオリンを弾くのかと尋ねてきて楽器を渡された。ちょっと弾いてみて笑いあってバイバイ。川のほとりで朝食のスコーンにハムやジャムを挟んできたものを食べる。イギリスにはストラッドフォードと言う地名がいっぱいあるので、特にここをアポン・エイボンと言うのはエイボン川のあるシェークスピアの生誕地だからだそうだ。途中スーパーで野菜サラダを買ってきた。この辺の人たちは野菜を食べる習慣がないのだろうか。どこへいっても野菜不足になりがちなので、皆体調が悪くなってきた。特に若いまりさんは額に大きなニキビが出来て仕舞った。3人共久しぶりの生野菜をバリバリ食べた。なんだか体がすっきりしたような気がしないでもない。川岸には次々と犬を連れた人が通る。どの犬もしつけが行き届いているのに、意外にも人間の子供は期待外れに騒がしい。もっともこの期間イギリス人だけではないからかもしれない。そのあとウォーリック城へ。中世の色を濃く残していて、現在も伯爵一家が住んでいるそうだが、私は博物館や古い城が怖くて苦手。入場料も高いしやめようとは思ったけれど、城門まで来てしまったしついに入ってしまった。中は人人人。恐ろしい武器や甲冑が並んでいる。息が出来なくなりそうでほうほうの態で逃げ出した。その間まりさんは一人カフェで読書。賢い。

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