2012年9月2日日曜日

イギリス旅行記9

いつもは誰かしらお目付け役がいるけれど、初めて美里さんと二人で外出。駅まではリチャードが送ってくれた。ぜひロイヤルアルバートホールで夏のプロムナードコンサート「プロムス」を聞いてくるようにと言われる。訊いてこいと言われても早くからチケットは売り切れるし、当日は立見席しかないとなると腰を痛めている身にとってはつらい。美智子さんがヴィトンのお店に行って彼女のバッグの修理を頼んで欲しいと言う。バッグを預かって地下鉄にのった。目的地のボンドストリートの手前にウエストミンスター駅があって、途中下車。壮麗な寺院を眺めテムズ河を渡りロンドンアイに行ってみる。乗ろうと思ったらチケット売り場も乗降口も人であふれかえっている。諦めて近くのイタリアレストランで昼食。そして地下鉄でボンドストリートへ。ヴィトンのお店はピカピカで、ブランドものが好きな人にはさぞ垂涎ものの品が置いてあるのだと思うけど、あいにくとんと興味のない私には猫に小判。ずいぶん以前になるけれど、友人と銀座のヴィトンで待ち合わせをしたことがある。その時店内をぶらついていたらキーホルダーが目に留まった。ちょうど探していたので買ってみたら、やはりブランドと言うのはこういうものかと思わせるような質の良さに感心したことがある。私はすぐに使うから包装紙や紙袋は一切いらないと断ったら、一緒にいた友人がぜひもらってほしいと言うので頼んで持ってきてもらったことがある。それほどの価値があるらしい。ここロンドンのヴィトンもピカピカのフロアに大きな男の人が入り口で客を出迎えている。私などはつまみ出されるかと思ったら、同行の美里さんがいかにもお金持ち風なので、入ることを許されたようだ。修理の依頼は店の2階の一番奥の事務室のようなところにあって、品の良い女性が対応してくれる。私は英語は得意ではないので流暢な英語を話す美里さんの一人舞台。彼女は通常帝国ホテルで買い物や食事をするような人だから、こんな場面でも物おじしない。私はブランドに興味も縁もないから同じく物おじしない。目的を果たしてお土産を買いにボンドストリートからリージェントストリートと探し回るけれど、少し雨模様で中々いいお店も見つからず、少し意気消沈してきた。お茶を飲みながら相談。プロムスどうする?行ってもチケットはないでしょうね。でも、ロイヤルアルバートホールは見ておきましょうか。

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