2015年4月17日金曜日

新しい帽子

信じられないかも知れないけれど、私も一時期お嬢ちゃまだったことがある。
その頃はまだ尻尾も生えてなかった。
親の庇護の下で暮らして居た時は、お給料の他に同じくらい親からのお小遣い、その他スタジオ仕事などの収入があった。
車のガソリン代まで出してもらっていたし、食費は入れない、もちろんお家賃無し、兄からはお年玉。
わー、この末っ子は、考えられないほど甘やかされていたのだ。

小柄な上痩せていたから(だれ?えっ!なんて言った人)服のサイズがない。
それでコートやスーツなどの殆どがオーダーメード。
一つ作ると帽子と靴とハンドバッグが新しくなる。
今の生活とのギャップが大きすぎる。
その頃から帽子は大好きで、未だに帽子フェチ。

今は高価な帽子もハンドバッグも買えないので、季節の変わり目に2つ位新しい帽子を、しかも安物を買う。

安物がとても似合うのが私の取り柄。
世間ではそれを取り柄と言わないの?
へー、なんでかなあ。
と、先日のフレーズをリフレーン。

昨日は久しぶりの英語のレッスンの後、音楽教室のレッスンまで3時間空きができてしまった。
それで澁谷で帽子を買おうと思い立った。
最近はヒカリエばかり行っているけれど、東急デパートはどうなったのかしら。
久しぶりに東急東横店に足を踏み入れる。
あまりパッとした物はないけれど、店員さんが若すぎず、とても居心地が良い。
押しつけがましくなく、それでもちゃんとアドバイスが出来る。

最初に行ったところには気に入った物がなくて、他の売り場がないか訊いてみた。
2階にあるというから、そちらに回る。
沢山の帽子の中から、やっと一つ気に入った物を見つけた。
以前はもっと品数もデザインも豊富だったような気がする。
帽子をかぶる人が減ったわけではない。
若い人でもよくかぶって居るのを目にするけれど、ニット帽、キャスケットなどが多いから、とりたててデパートの帽子売り場に行く必要もなさそう。
スーパーなどでいくらでも気軽に買える。
東急は澁谷駅という地の利があるから流行っているけれど、そうでないデパートは平日は閑散としている。
買い物をデパートでするということ自体が、もう旧いのかも知れない。

気に入った帽子が見付かると浮き浮きする。
これでやっと花粉からも解放されて、私の春が訪れる。
しばらくお肌の手入れもしていない。
エステに行ってみようかな。

















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