2015年4月3日金曜日

演奏付きお花見

府中市の豪邸でのお花見。
庭に大きな桜の木が2本。
毎月行われる弾き合いの例会にかけて、ついでに庭の桜を愛でようと集まった。
花曇りで風も少し出てきた模様だが、雨にはならず暖かい。

毎回約束の時間に集まっても、お喋りがはずんで中々弾き出さないメンバーも、今日は後の花見弁当が楽しみで、さっさと弾き出す。
初っぱなは、ヴァイオリン、ヴィオラのデュオで、ハルボルセン「パッサカリア」
ソプラノ独唱「オンブラ・マイ・フ」「カロミオベン」「セーベンクルデーレ」3曲
シューマン「ピアノソナタ」
バッハ「シャコンヌ」
モーツアルト「ピアノ協奏曲20番」
ラヴェル「オンディーヌ」

ピアニスト達は近々コンサートで演奏するとあって、練習にも一段と熱が入っていて、いつにも増しての好演。
シャコンヌはなんとかまあ、弾き遂せた。
嬉しいのはソプラノのMさん。
一時期、喉の変調を訴えていたけれど、今日は声もお化粧もバッチリ、光り輝いていた。

2階の広々とした部屋の大きな窓から、2本の満開の桜が見える場所で昼食。
軽くビールで乾杯!
用意されていたのは、サラダとスモークサーモン、ソフトサラミなどのおつまみ。
それに紀伊國屋のお弁当。

3人のピアニストは今でもライバルであり良き友で、お互いに切磋琢磨しあっている。
学生時代そのままの関係が持続しているのは、素晴らしい。
言いたい放題にみえてちゃんと気をつかい、いたわり合って、本当に仲が良い。

先日私が寝込んでしまったときに行かれなかった、レジス・パスキエのコンサートに一緒に行くはずだったのは、この中の1人。
彼女は「しょうがないね」と言って1人で聴きにいった。
その時にお土産にパスキエのCDを買ってきてくれた。
終演後並んで、彼のサインをもらってきてくれた。
「友のためにわざわざ並んだのよ」
少し恩着せがましく、泣かせる台詞を吐かれた。
はいはい、みんなありがとう。
1人だけ若いヴィオリストは、ワガママ放題の私たちを見放さず参加しているのが。えらい!
こういう年寄りにはなるなという、反面教師として見ているのかもしれない。

今パスキエのCDを聴いているけれど、艶のある音、緩急自在なフレーズ、気品のある演奏、これを聞き逃したのは本当に惜しかった。
































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