重く堅いスキーブーツも最近は軽く着脱が容易で、性能が良いものに進化してきているようだ。
私がスキーを始めた頃は革靴で、滑っていると靴紐が緩んでくる。
吹雪かれながら靴紐を締め直し、歯をガチガチ言わせながら寒さに耐えていた頃とは大違い。
なんせ、初めてのストックは竹製だった。
スキーブーツはプラスチックだから、何年か経つと劣化する。
私の友人が滑っている最中にパッタリと倒れたから、どうしたのかと思ったら、ブーツが横に裂けて二つになっていた。
目の当たりにそんな様子を見ていると、やはり事故は起こしたくないから、何年かに1度は買い換えることにしている。
今までの靴は堅くて着脱がひどく大変だったので、簡単にできる方が良いと先生に訴えた。
最近はゲレンデの比較的なだらかな斜面で、滑る事にしている。
だから上級者用ではなく初心者用で良いと言ったら、流石にそれは許されず、中でも軽く、足入れが簡単な物を選んでもらった。
きれいな水色の線の入った白いブーツは、踵の周りが透き通っていて、水の中で履きたいよう。
内側のインナーブーツを足に合わせて成型してくれる。
まず裸足になって、足の踝や踵、土踏まずの上あたりにぺたぺたと厚手のシールのような物を張っていく。
その上からつま先にカバーをかけ、さらに上からスッポリとビニール様の物で包まれる。
その上から厚手の靴下を穿く。
そして、ブーツの外側を履いて、器械の上に立たされること15分ほど。
足が温かくなってくる。
聞けば温度は100度にもなるらしい。
足が燃えてしまわないかと心配になるけれど、そんなことも無く、ジッとしていろと言われるのに多動児の私は、すぐ動いて叱られる。
やっと器械から下ろしてもらって、それを冷やすと自分の足にぴったりのインナーブーツが出来るらしい。
出来上がるまで1時間ほど。
1人1人に合わせて作るので、順番待ちが長い。
私は遅めに行ったので、今日はもう作ってもらえないと言われたけれど、もう一度来るのは面倒だと拗ねたら、やってもらえることになった。
そのかわり、先に済んだ仲間達はさっさと飲みに行ってしまった。
お腹空いて喉渇いたと愚痴を言いそうになるけれど、今日中に済めば後日来なくても良いのだから、そこは我慢。
やっと足が窮屈なブーツから解放されて、待つ事しばし。
少し冷ました物を履いてみると、軽くて楽で、このまま走れるかと思うほど。
今までの堅くて重いブーツはなんだったのか。
ちょっと恥ずかしかったのは、スニーカーを脱いで自分の履いてきたソックスを見た時。
こんな事があるのをすっかり忘れて履いてきたのは、5本指のソックス。
それぞれの指に猫の顔が描いてあって、小指の部分は黒猫の尻尾まで書いてあって、店員さんもビックリしたようだった。
うかつであった。
猫だったら、耳の後ろを掻いて誤魔化すところだった。
今シーズンは12月に、志賀高原へ滑りに行く予定。
早く新しいブーツを試してみたい。
そしてお正月2日から又、志賀高原へ。
落ち着きのない人生はまだ続きそう。
5本指それぞれにネコの顔が書いてあるソックスって、想像するのも楽しそう。
返信削除一瞬、靴下に穴があいていたってオチかと想像してしまいましたよ。(犬のはないのかなぁ)
犬のを見つけたらプレゼントしますよ。でもミニシュナちゃんはあるかなあ。
返信削除とても絵になる犬種ですから、あるかもしれませんね。
ありがとう! ミニシュナでなくてもいいですよ。みかけたらゲットしといてくださいな。(←犬ばか)
返信削除私も猫バカですから。
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