2015年11月3日火曜日

ドイツ料理

もう何回も書いたから経緯は割愛。
時々女子会をする6人の女性。
いつの間にか私が幹事をさせられているけれど、そこは食べるの大好きだから研究に余念がない。
そのメンバーのうち4人がドイツ生活の経験ありなので、今回はドイツ料理に決めた。

住んでいる場所から考えて、東京駅に集合が一番良かろうと、新丸ビルの中のドイツ料理のお店に集合。
この店の評判をネットで探したら、料金が高すぎる、時間制限が厳しいなど批判的なことばかり。
だいたいドイツ料理は、あまり美味しくないと相場が決っている。
私が以前ドイツに遊びに行ったときには、食べ物の量が多くて不味いのに辟易したことがある。
そのイメージは拭いきれない。

ストラスブルグに住んでいた人が言っていた。
かの地はドイツ領とフランス領の間で、ドイツ側のレストランに行くと不味い、フランス側は美味しかったそうだ。

夕方皆がニコニコしてやってきた。
さっそくビールを注文。
私はビールがあまり得意でなく、小さなグラス半分くらいで飽きて飲めなくなる。
それでも最初に一口はビールを飲みたい。
注文したのは一番小さいサイズの黒ビール。
しかし、出てきたのはかなり大きかった。
こんなに飲みきれるかなあ。しかし、
な、な、なんと美味しい!
スッキリした味、細かい泡の喉越しの良いことったらない。
これならいくらでも飲める。

お通しは塩味のケーキ、ザワークラウト、アイスヴァイン、ソーセージ、ジャガイモなどお決まりのドイツ料理。
その日初めて季節の料理としてメニューに載った、キャベツとアイスヴァインの鍋。
鍋底に残ったソースにパスタを入れて、食べ尽くす。
これは美味しい。
私たちは開店時間から始めたので、今年の注文第一号なんだそうだけれど、記念品は出なかったなあ。
せめて花火を打ち上げるとかして欲しかった。
デザートはアプフェルシュトゥルーデルとコーヒー。
料金も思ったほど高くはなく、これで文句言う人は、居酒屋に行った方がいいかもしれない。

どの料理も洗練されていて、ドイツ生活が長かった人達は、ドイツではこんなに美味しくなかったと言っていた。
日本では何処の国の料理も、日本人に合わせて美味しくなってしまう。
白ワインもほのかに甘口で、全部美味しかった。

このお店に決める前に、フレンチレストランに電話をした。
同じフロアにあって、以前から行ってみたいと思っていた。
電話口に出た人が言うには、コースでなく単品で頼むと、非常に時間がかかると言う。
だからコースで頼んで下さいと?そんな馬鹿な。
私たちは色々食べたいので、いつも好きなようにアレンジして注文する。
その日の体調や季候によって、美味しく感じる物が違うので、コースでとることはまず無い。
ア・ラ・カルトですとお時間が非常にかかりますと言うから、どの位違うの?と訊くと黙ってしまう。
一つ出すのにコース料理の何倍もかかったら、お店の信用に関わるでしょう。
どいうこと?と訊いても真っ当な返事はない。
不愉快だからその店は取りやめにした。

ドイツ料理店に行く時に、そのフレンチの店の前を通ったら、お客さんは2テーブルくらいしか入っていない。
2時間後食べ終えて又その店の前を通ったら、まだガラガラだった。
スタッフが所在なげに、自分の爪を見ている。
こんなに空いているのに、無理にコース料理を勧めるなんて、結局6人もの陽気で食通のお客を逃したことになる。
店の都合ばかり優先すると、そのうち閑古鳥が鳴くのでは。




























2 件のコメント:

  1. わー、ドイツ料理で美味しい店、しかもビールが美味しいなんて。
    新丸ビルのなかですね、今度行ってみます! ありがとうございます!
    (ドイツ系の店なら、ちょっとくらい酒癖悪くても許してくれそう・・・)

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  2. 酒癖の悪さが出そうになったら電話下さい。飛んで見に行きますから。
    nyarcilさんの酔態を見てみたいです。
    ドイツ料理の無骨さが良いと言う人には、洗練されすぎかも。

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