2018年7月23日月曜日

北軽井沢

今朝10時出発。
最近よく転ぶから健康に問題があるのかもしれなしし、用心にこしたことはないからゆっくりと走る。
私にしては90キロ以下のスピードはかったるいけれど、もう反射神経も鈍っていることだしのんびり行こう。
これもまた良い。
いつものことだと最初は自重していてもそのうちだんだん目が座ってきて(外側から自分を見たことがないからわからないけれど、たぶん)いつの間にかそのへんの車の中で一番早かったりする。
今日はそれもなく、
ずっと同じ90キロペース。
ふうん、私も穏やかになったものだわ。
牙を抜かれた虎、歯のないワニみたいなもの。

暑い都会から来て軽井沢はさぞ涼しいのではと思っていたけれど、午後1時前後で34度、なあんだそれほど涼しいわけじゃあない。
それでも目に映る風景がのどかで緑豊かで、涼を誘う。
軽井沢が34度なら北軽井沢は通常それより10度ほど低いから24度前後、しめしめと喜んでいたけれど、到着してみると26度もあった。
出迎えてくれたノンちゃんが今年は暑いのと言う。
例年の夏は夜は肌寒くて上着が必要なほどなのに。
こんなことを言ってると都内で頑張っている人たちに袋叩きにされそうだけれど。

庭続きに住むお隣さんの家で夕飯をごちそうになる。
下手なレストラン真っ青な美味しい料理がこれでもかと出てくるのが恐ろしい。
滞在中にどれほど太ってしまうことか。
今日のメニューはマグロ、タイのお刺身。
枝豆、いんげんの茹でたもの。
いんげんには自家製の肉味噌をつけて。
酢豚、いちじくと生ハム、ナスの忘れ煮。
なんで忘れ煮というのか訊いたら、忘れてしまうほど長く煮込むのだそうで。
レバーときゅうり、わかめの酢の物。
その他漬物や薬味類、常備菜などがずらりと並ぶ。
1口ずつ食べても、もう満腹
最後に食べごろに熟れたメロン。

白ワインのキリッと冷えたものですっかり気分良くなって、ノンちゃんの家に引き上げた。
庭続きだけれど、庭は凸凹しているので外を回ると街灯もなく真っ暗。
足元も見えないので強力な懐中電灯が必需品。
空には降るような星がと言いたいところだが、今日は少し雲があるようで見えない。
晴れていると満点の星・・とこれまた言いたいとこだが、森の巨木が葉を広げて空を占領している。
その合間からやっと見ることができる。
この別荘地は厳しく管理されていて、やたらに木を切ることはできない。
鬱蒼とした雑木林で、冬はほとんど葉が落ちて雲を眺めることができるけれど、夏は周り中葉っぱしか見えない。
ここ北軽井沢の雑木林は特別美しい。

いつもここを訪れると、まず木々の様子に見とれてしまう。
早春の芽吹きは特別。
でも初夏の若葉も素晴らしい。
夏の鬱蒼とした森は鳥たちのうるさいほどの鳴き声で活気付く。
秋の紅葉はそれは見事。
お隣さんのベランダに覆いかぶさるように楓の大木があって、そこで紅葉を愛でながらランチを頂く。
冬は?来たことないから知らないけれど、冬の音楽祭に出ませんかとお声がかかった。
うーん、冬は雪が相当積もるらしくて車が出せるかなあ。

キャベツ畑と林しかなくて軽井沢のようにおしゃれなお店もない。
けれど、ここに来ると心から休まる。

なにもすることのない幸せを満喫していればいいものを、貧乏性でつい英語の宿題や練習曲を持ち込んでしまう。
ノンちゃんの家は木の壁。
ヴァイオリンとえらく気(木)が合う。
でも北軽井沢の気候は楽器にとって、あまりありがたくない。
木が多いので湿度が高い。
雨が降りやすいなど。
今年の9月のミュージックホールフェスティバルの当日にどうか雨が降りませんように、みなさんも声を揃えてお祈りしてください。
では、声を揃えて~ニャーニャーニャーニャーネコタマニャー・・・・
あはは、ちょっとあなた達、何やってるの?







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