2018年7月26日木曜日

猫屋敷

先日もお世話になった追分のKさんの家を訪問。
今までKさんの家に行ったことのないお隣のOさんとFさんとノンちゃんも一緒に行くことになった。
北軽井沢から山を下ると下界は暑い。
今年は北軽井沢もけっこうな暑さだけれど、それでも軽井沢よりは涼しい。
午前中Kさんの家の猫をちらっと見てから、直ぐ側にある蕎麦屋のきこりで昼食の予定。

私はいつも18号線を走って行くのだけれど、他の人達は北軽には何十年というベテラン。
山道を抜けていくことにした。
道案内をしてもらって、車が行き違うのもやっとの狭い道をくねくねと走る。
山はすっかり夏の顔で、木々の緑が濃い。
新芽や若葉のときと違って、両側からずしりとのしかかってくる。
Kさんの家の近くまで行ってから少し道に迷ったので、思ったより時間が遅くなって到着した。
K家の猫は全部で5匹。
全部拾われて来て、今は幸せな子たち。
さんざん苦労してきた話を聞くと涙がでそうになる。
みんないい子で苦労した過去を見せないのは、Kさんが猛烈に愛情を降り注いでいるからなのだ。
世の中に猫好きは多いけれど、ここまで世話ができる人は少ない。

ひとしきり猫たちを愛でて、目的の蕎麦屋へ。
きこりというお店でエビおろしそばを食べる。
冷たい蕎麦に大きな海老天とズッキーニの天ぷらが載っている。
その上からつゆをかけておろし大根を載せて食べる。
これは私の大好物だけど、量が多い。
連日の食べ過ぎに追い打ちをかけて。

今朝のノンちゃんの家の朝食は、これでもかというほどの野菜たっぷり、それに大きなソーセージ2本、チーズやマーマレード。
それにパンとバター、コーヒー、スイカが出ておしまい。
私より10歳くらい年上のノンちゃんがペロリと平らげる。
やはり並の人ではない。
足が弱っている以外、頭も話もしっかりしている。
好奇心もたっぷりで。

今日の午後は所用があって早めに帰ることに。
往きはずいぶん時間がかかると思ったけれど、帰り道はあっという間。
いつも思うけれど、往復の時間は往路のほうがずっと長く感じる。
今日は往路は迷子になったから多少時間がかかったけれど、それにしてもたぶん10分も違わなかったと思う。
それなのに大変な時間差のように感じる。
期待する気持ちと終わってホッとした気持ちでは、たとえかかった時間が同じでも感じはずいぶん違う。
時間というのは面白い。

午後の訪問客は「ルオムの森」のオーナーAさん。
彼女はとても有能で、キャンプ場の切り盛りから私達のかかえる問題のサポートまで、種々解決してもらえる。
各種の手続きの書類作成や、庭の木の手入れの問題についての解決策・・・例えば庭木が倒れそうとか、枝が電線にさわっているとか、そんなことを解決してくれる人材を探してくれる。
私は感心して側で口を開けて眺めている。

北軽井沢はここの自然が好きで住みついた人が多い。
そういう人たちがルオムの森でスタッフとして働いている。
人材豊富で、それを束ねているオーナーの力量にいつも感心する。
しかも私は出来ますと言う態度ではなく、穏やかで誰の気も悪くさせない才能がある。
これは本当にできる人なのね。

私がルオムの森でやってみたいのは、スイートグラスアドベンチャーでのフィールドアスレチック。
Aさんに私でもできる?と訊いたら、ハーネスをつけるから安全、大丈夫と言う。
スタッフが付いていて、立ち往生するとうまく誘導して下ろしてくれるらしい。
しかし、はしごから落ちてハーネスでぶら下げられて救助が来るまで吊るされた焼豚のようにジタバタする図を考えたら、やめておいたほうが良いかな、やっぱり。
私にも恥という文字はまだ存在するから。
















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